現在活動中のボーイズグループのなかで、最高の人気を誇るといっても過言ではないSEVENTEEN、そして彼らより「9歳年下の弟グループ」TWSも、相次いでデビューした新人グループのなかで目立つ成績を誇っている。
PLEDISエンターテインメントが誕生させた2つのグループは、なぜ活躍することができたのだろうか。
答えはPLEDISエンターテインメントの「企画力」にあった。
まずSEVENTEENは、2015年にデビューした13人組グループで、K-POP男性グループとしては最も多いメンバー数だ。
グループ名のせいで“17人組”という誤解もあったが、公式的にSEVENTEENには、13人のメンバー、3つのユニット、1つのチームを合わせたという意味がある。
SEVENTEENは『Adore U』を通じてデビューし、当時強烈でパワフルなパフォーマンス中心だったボーイズグループが多かったなかで、清涼な男性アイドルのイメージを残した。『Adore U』『Mansae』で“多人数清涼ボーイズグループ”となったSEVENTEENは、同年にデビューした男性アイドルのなかで、ファンとアルバム面で最高成績を収めた。
以降、SEVENTEENは『Pretty U』を通じた多人数を利用したパフォーマンスで、清涼グループとしてイメージを完全に獲得し、『VERY NICE』では清涼でありながらも激しいパフォーマンスを披露できることを大衆に証明した。
さらにSEVENTEENは、本格的なパフォーマンスを中心に『BOOMBOOM』『Don’t Wanna Cry』『Clap』『THANKS』『Oh My!』『Home』『Left & Right』『HOME;RUN』など、よりメンバーの魅力を表現できる曲を披露した。活動年数も積もってメンバーも成熟し、パフォーマンスでも果敢な表現がさらに増加し、それはそのままCARAT(ファン名)に届いた。
強力なファンを獲得したSEVENTEENは、『SUPER』を通じて大衆性まで満たした。『SUPER』が収録された10thミニアルバム『FML』の初動(発売から1週間)販売量は、455万214枚と集計された。これはK-POPアルバムの歴代最高初動販売量だ。
その後もSEVENTEENはバラエティ番組などを通じて、本格的にメンバー一人ひとりの名前を知らせ、自他共に認められるトップグループとなった。2023年のアルバム販売量だけで計1600万枚のレベルだ。
SEVENTEENが相当な結果を残しているため、その“弟グループ”であるTWSに対する期待感も自然と高まるしかなかった。
TWSは「TWENTY FOUR SEVEN WITH US」の略で、いつもTWSと一緒にという意味を持つ。すべての瞬間を共にしたくなる明るいエネルギーを伝播するという覚悟だ。
ただ、大手芸能事務所の新人グループといっても、開けてみなければわからないのが現在のK-POPアイドル界だ。そんななかでTWSは、順調な滑り出しを見せた。
今年1月にリリースされたデビューアルバム『Sparkling Blue』は、大衆を虜にするイージーリスニング曲で各種音源チャートはもちろん、ショートフォームでも愛された。
特にタイトル曲『plot twist』は、「初めての出会いはとても難しい、計画通りになることがなくて」という歌詞で、初めての出会いのときめきと漠然とした気持ちを込め、TWSの初々しい姿が多くの人々を魅了した。
PLEDISエンターテインメントはTWSの魅力をそのまま生かしながらも、自分たちが最も得意な「清涼な音楽」で新しいグループを出した。
SEVENTEENの清涼感とTWSの清涼感は、時代もスタイルも違う。イージーリスニング曲を中心に、清涼感を前面に押し出したボーイズグループが増えるなかでも、PLEDISエンターテインメントは妙手を狙ったり、変化を加えたりする代わりに、「TWSだけの清涼」を披露した。だからこそ『plot twist』が大衆に愛された。
TWSの次のアルバムがさらに期待を集める。『Adore U』で視線を集めたSEVENTEENが『Mansae』『Pretty U』で自分たちの名前を覚えさせたように、TWSが“初めての出会い”で途切れることなく、次のアルバムでさらに成長できることを願う。
(記事提供=OSEN)
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