女優のファン・ジョンウムが夫と離婚訴訟中というストレスを、新しいドラマの名演技に昇華した。
YouTubeチャンネル「SBS Catch」には3月20日、新しい動画がアップされた。その動画には、ハン・モネ役のイ・ユビ、クム・ラヒ役のファン・ジョンウム、マシュー・リー役のオム・ギジュン、ミン・ドヒョク役のイ・ジュンが出演し、『7人の脱出』と新ドラマ『7人の復活』(原題)についてトークを交わした。
来る3月29日に初放送されるドラマ『7人の復活』は、リセットされた復讐のステージで生まれ変わった7人の凄絶な協力関係を描く。ファン・ジョンウムは、自分の利益のためなら手段と方法を選ばない欲望の化身、“クム・ラヒ”としてシーズン2でも熱演を予告している。
何よりも複雑な夫婦関係のストレスを、悪役演技に昇華させたものと見られる。
動画でファン・ジョンウムは「生まれて初めて悪役を演じたが、難しかった。ストレス解消になりそうだって?たしかに演技するとき、おもしろかった。ストレスも解消されるし。しかしやってみると、胸が真っ黒に焦げた感じだ。健康に害がありそうだ」と述べ、注目を集めた。
彼女はオム・ギジュンが演じたマシュー・リーに対しては、「人を書き直すんじゃない」と言ったりもした。
それもそのはず、ファン・ジョンウムは夫と2度目の離婚を決心した状態だ。2016年2月にゴルフ選手兼事業家のイ・ヨンドンと結婚したファン・ジョンウムは、2020年9月に離婚調停申請書を裁判所に提出したことがある。
ところが離婚調停中に互いの立場の違いを理解し、深い対話を通じて再び夫婦関係を継続することにし、プレゼントのように2人目を妊娠して二重の喜びを味わった。
2022年に次男を出産し、息子2人のママとファン・ジョンウム。しかし今年2月、彼女は自身のSNSに夫の写真をやたらと投稿し、意味深長な文句を付け加えた。まるで夫が浮気したかのようなニュアンスを漂わせ、オンライン上を騒然とさせた。
これに対してファン・ジョンウムの所属事務所Y-ONEエンターテインメントは、「ファン・ジョンウム氏は多くの熟慮の末に、これ以上婚姻を維持しにくいという決定を下し、離婚訴訟を進行中」と知らせた。2020年に続き、2度目の離婚を決心することになり、訴訟が進行中の状況だ。
ファン・ジョンウムとしては、夫と葛藤しながらも『7人の復活』の撮影に集中した。
先立って彼女は、「長い時間、あるキャラクターで視聴者の方々に会うのが本当に妙だ。楽しく作業したこの作品をどのように見てくださるか気になり、期待される」とし、「依然として欲望を追う強烈なクム・ラヒだが、今まで見せたことのない裏面の考えと感情、そしてより一層多様な姿を見ることができるだろう」と期待させた。
ファン・ジョンウムが実際の怒りを込めて、どんな爆発的な演技を繰り広げたのか、『7人の復活』に対する関心がより一層高まっている。
(記事提供=OSEN)
◇ファン・ジョンウム プロフィール
1984年12月25日生まれ。2001年にK-POPガールズグループ「Sugar(シュガー)」でデビュー。2004年にSugarを脱退し、2005年のドラマ『ルル姫』をきっかけに演技を開始。2009年『明日に向かってハイキック』で大きな注目を集めた。以降、『ジャイアント』(2010)、『私の心が聞こえる?』(2011)、『ゴールデンタイム』(2012)、『キルミー・ヒールミー』『彼女はキレイだった』(2015)など、さまざまな作品活動を通じて演技力と人気を証明。2020年は『サンガプ屋台』や『あいつがそいつだ』で主演を務めた。
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