長い不遇の時代を経て、ようやくブレイクしたK-POPアイドルが、その裏で感じていた痛みを告白した。
1月15日に韓国で放送されたバラエティ番組『オ・ウニョンの金の相談所』(原題)には、解散寸前から奇跡のブレイクを果たしたガールズグループBB Girls(旧Brave Girls)のメンバー、ユジョンとミニョンが出演した。
2人はこの日、ブレイク後に不安が大きくなったと悩みを打ち明けた。
ユジョンは「多くの方から祝われたのに、これが全て一瞬で吹き飛んでしまったらどうしようかと思う、とても夢のような始まりだから」とし、「以前に戻れるのならば、同じようにできるだろうかと急に怖くなったりもする」と話した。ミニョンも「突然、注目され始めると、(人気が)落ちていくだけだと思った」と打ち明けた。
また2人は、「多くの方が、(私たちを)良い子たちと言っていた話が一番気になった。ただ好きなことをしているだけで、そんなに良い子ではないのに、イメージだけで見られることは今も大変」と告白。特に、ユジョンは「最近、無気力さを大きく感じており、仕事のために普段はエネルギーを節約している」とし、ミニョンは「たまに全部投げ出したい時があり、何もしたくない時がある」としてメンタルの負担を明かしていた。
それだけでなく、ミニョンは睡眠障害も経験し、無理なダイエットのあと、“食べて吐く”こともしているという。
「最初はしないつもりだったが、不安が解消されないので食べて吐くことをすることになった。喉も痛いから悪循環の繰り返しだった」とのこと。これは最近の出来事だとも明かし、ユジョンは衝撃を受けていた。
ほかにも、EXID出身のハニも苦しさを吐露している。
ハニは1月16日に公開されたYouTubeチャンネル「Sebasi Talk」に出演。ブレイク後に音楽番組で1位を取り、数本の広告を撮ったが、SNSを見て他の人と比較してしまったことで大変な時期を過ごしたと打ち明けた。
ハニは「ある日、シャワーを浴びている途中、自分が不幸だということを発見した。そして、これからも幸せではないという変な気もした。それでとても怖かった」と振り返った。
彼女はアイドル活動の苦しみについても明かした。「一般的にアイドルは期限付きの職業という。職業的な命が短すぎるからだ。だから怖がる友達もすごく多いと思う。あまりにも早い年齢で仕事を始めて、あまりにも長い間、競走馬のように前だけを見て走るために、しきりに周囲と自分を比較する。だから自分を見失ったりもする。それがまさに私が経験したことでもある」と話した。
それでも「どんな職業であれ、はたしてそれが自分のすべてになるだろうか。そうでなくともいいのではないか。私がハニではなく、アン・ヒヨンとしても十分に幸せになれるように」とし、「現在、私は依然として絶えず悩み、し烈に自分を探して発見し、育てていく時間を持っている。ところが、それがおもしろい。以前よりも、圧倒的に幸せになった」と話した。
それと共に「もし過去に私のように自分の魅力を探してさまよっているならば、私の話が役に立ってほしい。皆さんはそれ自体で十分だ」と付け加えた。
(記事提供=OSEN)
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