11月7日に韓国公開された映画『町の人々』で、マ・ドンソクとツートップを務めた子役出身の女優キム・セロン。
『町の人々』は、ひっそりとした田舎町でひとりの女子高生が失踪するも、学校と警察がまったく関心を持たないため、彼女の親友ユジン(キム・セロン)と、元ボクサーの臨時体育教師キチョル(マ・ドンソク)が真相を突き止めていくストーリーだ。
現在、マ・ドンソクが別の映画の撮影などで多忙を極めているため、キム・セロンが『町の人々』を代表してPR活動を行なっている。
キム・セロンは「スタッフの一員として私は最善を尽くすだけ」と大人びた様子で語った。
『町の人々』への出演を決めた理由についてはこう語る。
「全体的にアクションスリラーだが、関心やコミュニケーションといったメッセージ性があったのが良かった。10代最後の作品は、今の自分と似ていて、私らしさを引き出せる作品がいいと思っていた。ユジンは私と考え方がよく似ていると思って、出演を決めた」
20代になっても女子高生役がまだまだ通用しそうな彼女だが、なぜ最後だと線を引いたのだろうか。
「20代になったら10代の役をやらないというわけではないけれど、10代最後のこの歳だからこそ意味があり、楽しく上手にできるのではないかと思った」と心中を明かした。
言葉の中に20代を迎える期待感がにじみ出ている。11月8日には所属事務所YGエンターテインメントを通して、中央(チュンアン)大学・演劇映画学科の随時選考に合格したというニュースもあった。
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キム・セロンは頷きながら「検定考試(高等学校卒業学力検定考試)を終えて、最近まで大学入試の準備をしていた。大学生活に期待している」と話す。
そんな彼女に20歳を迎えてやってみたいことを聞くと、「私が出演した19禁(R18)判定の映画を観る。そして、22時以降でもインターネットカフェやカラオケ店から締め出されることなく、楽しく遊ぶ」と笑った。
彼女の代表作である映画『アジョシ』(2010年公開)を未だに観ていないという事実は信じがたい。