麻薬疑惑で警察の取り調べを受けるも、精密鑑定で「陰性」と判定されたBIGBANGのG-DRAGONが、自身のSNSで“意味深”な投稿をして注目を集めている。
G-DRAGONは11月28日夜、自身のインスタグラムに「私は誰でしょうか」というナレーションから始まる1分程度の動画を投稿した。
公開された映像には、G-DRAGONが2017年にリリースしたソロアルバム『KWON JI YONG』の最後のトラック『OUTRO:Divina Commedia』を歌う姿が盛り込まれている。
G-DRAGONが赤い照明の下、夢幻的な雰囲気に包まれながら『OUTRO:Divina Commedia』を歌い上げた。同曲はダンテの古典『神曲』モチーフに、Daft Punkの『Veridis Quo』をサンプリングした楽曲だ。
このG-DRAGONの投稿を受け、一部では「G-DRAGONの新曲発表が近いのでは?」という推測も出てきている。
実際、G-DRAGONは今年1月1日、前所属事務所YGエンターテインメントが公開したインタビュー映像で、6年ぶりのソロアルバムを準備中だと明らかにしたことがある。
BIGBANGは昨年4月、4年ぶりとなる新曲『Still Life』をリリースし、韓国国内の主要音源チャート1位を席巻する人気を見せた。
何より、これまでのソロ活動でもグローバル的な影響力を立証してきただけに、今回もG-DRAGONのカムバックに多くの関心と期待が集まっている。
もっとも、G-DRAGONは最近、麻薬投薬疑惑が浮上し、警察の取り調べを受けたことから、今年予定されていたカムバックが延期されると見られていた。
そんななか、G-DRAGON本人がSNSで意味深な投稿をしたことで、再び彼の歩みに注目が寄せられている。
なお、G-DRAGONは麻薬投薬疑惑と関連して先月に仁川(インチョン)警察庁・麻薬犯罪捜査係の取り調べを受けた際、簡易試薬検査のほか毛髪の精密鑑定も受けたが、麻薬成分は検出されなかった。
麻薬投薬の疑いと関連した国立科学捜査研究院の精密鑑定がすべて終了したG-DRAGONは、特別な情況証拠がないため、追加召喚なく検察に送致されない「不送致」で事件が終結する可能性が予想された。
ただ、警察は27日の定例記者懇談会を通じて、G-DRAGONに対して既存の麻薬精密鑑定における陰性判定可否と関係なく、追加捜査を継続するという意向を明らかにしている。
◇G-DRAGON プロフィール
1988年8月18日生まれ。本名クォン・ジヨン。2006年にBIGBANGのメンバーとしてデビュー。BIGBANGのリーダーで、グループ内ではラッパーを担当している。作詞・作曲、そしてプロデュースのスキルにも定評があり、数多くの楽曲をヒットさせた。2019年10月に除隊。2022年4月に『Still Life』を発表して約4年ぶりにカムバック。2023年6月にYGエンターテインメントとの契約が終了した。
前へ
次へ