兵役法違反により、一審で懲役刑の執行猶予を言い渡されたボーイズグループVIXX出身RAVI(本名キム・ウォンシク)に対して、検察は控訴審でも実刑を求刑した。
10月31日午前、ソウル南部地裁刑事控訴2-3裁判部では、兵役法違反などの疑いで起訴されたRAVIなど9人に対する控訴審の初公判が開かれた。
検察はこの日、RAVIに対して「公人の立場にもかかわらず、組織的、計画的に兵役逃れを試みたことで、罪質が非常に不良だ」として原審と同じ懲役2年を求刑した。先立って検察はRAVIの一審で懲役2年を求刑していた。
また同日、RAVIの兵役逃れを共謀した所属事務所GROOVL1Nの代表キム氏にも、一審と同じ懲役2年を求刑した。
対するRAVIの弁護人は、最終弁論で「被告人は原審宣告に対して控訴せず、検察が主張する控訴理由は原審ですでに十分審理され、反映された」とし、「検察控訴を棄却してほしい」と述べた。
そしてRAVI本人は最後の陳述で「愚かな選択によって被害を受けた方々に申し訳なく、毎日反省している」として、「社会において、私を愛してくださった方々に誇らしい存在になりたく、私にできる最善を尽くしたと思う」と話した。
続けて「皆それぞれに事情があり、数多くの不安の中で守らなければならないもののために努力しているのに、私は被害を与える選択をしてしまった。私が生きてきた態度を反省し、より良い人になる」と善処を訴えた。
所属事務所代表のキム氏、兵役ブローカーのク氏と手を組んだRAVIは、“てんかん”患者になりすました虚偽の診断書を兵務庁に提出し、兵役免除を図った疑い(兵役法違反・偽計公務執行妨害)で、昨年12月に書類送検された。
今年4月に開かれた初公判で検察は、RAVIに懲役2年を求刑した。その後、RAVIは容疑を認めて謝罪文を公開し、所属していたVIXXからも脱退した。
その後、8月に開かれた一審で懲役1年、執行猶予2年、120時間の社会奉仕が言い渡されていた。
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