麻薬投薬疑惑を受けている俳優のイ・ソンギュンが刑事立件され、被疑者に身分が転換されたなか、彼がよく利用していた遊興施設の関係者の証言が大きな衝撃を与えている。
韓国JTBCの『ニュースルーム』は10月23日、イ・ソンギュンが麻薬の投薬場所として利用した遊興施設の関係者にインタビューした。
その関係者は「(イ・ソンギュンが)以前の店によく来ていたのは事実だ」とし、「普通は誰も来ない。部屋で行われていることは知らない。さらに大きなものが爆発する可能性もある」と述べた。
また、「密かに来るVIPもいるため、他の容疑が浮上する可能性もある」と主張した。
イ・ソンギュンは被疑者に身分が変わり、正式な捜査対象となった。彼は10月20日、麻薬投薬の疑いが持たれている“トップスターL氏”は自分だと認め、誠実に捜査を受けると公式立場を発表した。
またイ・ソンギュンは麻薬供給業者に脅迫され、3億5000万ウォン(約3500万円)を脅し取られたと主張。これに対する告訴状を提出したとも明らかにした。
彼の麻薬疑惑の波紋は広がり続けている。オンライン上では「映画『パラサイト 半地下の家族』が実際の人生になった」「失望だ」といった反応を残した。
なおイ・ソンギュンは今回の疑惑が発覚したことで、新ドラマ『ノー・ウェイ・アウト』(原題)を降板。また撮影を終えた映画『脱出:PROJECT SILENCE』や『幸せの国』(原題)の公開も未定となっている。
◇イ・ソンギュン プロフィール
1975年3月2日生まれ。2001年、MBCのシチュエーションコメディ『恋人たち』(原題)でデビュー。2007年のドラマ『白い巨塔』韓国版で正義感の強い“チェ・ドンヨン(日本の里見脩二)役”を演じてブレイクし、『コーヒープリンス1号店』『パスタ~恋が出来るまで~』『ゴールデンタイム』『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』と数多くの人気ドラマに出演した。映画『僕の妻のすべて』『最後まで行く』『パラサイト 半地下の家族』などでも高い演技力を発揮。プライベートでは2009年5月に女優チョン・ヘジンと結婚しており、同年11月に長男が、2011年8月に次男が産まれている。
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