突然この世を去ったガールズグループf(x)出身のソルリさんが、主演映画作品『ペルソナ:ソルリ』でファンのもとに戻ってくる。
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『ペルソナ:ソルリ』は短編劇映画『4:クリーンアイランド』(原題、ファン・スア、キム・ジヘ監督)と、長編ドキュメンタリー映画『ジンリへ』(原題、チョン・ユンソク監督)の2部構成となっており、今年下半期に公開される。
短編劇映画『4:クリーンアイランド』は、世界で一番きれいな場所「クリーンアイランド」への移住を夢見る「4」が罪を告白した者だけが通過できるという奇妙な入国審査場で、特別な“豚”の話を持ち出したことから始まる。『4:クリーンアイランド』では、ソルリさんの女優としての“内面”を鑑賞することができる。
そして長編ドキュメンタリー『ジンリへ』は、俳優でありアーティストでもあるソルリさんと、25歳のチェ・ジンリ(ソルリさんの本名)が、その時代に感じた多様な日常の悩みと考えをインタビュー形式で伝えるドキュメンタリー映画だ。
『ジンリヘ』は公開に先駆け、10月4日開幕の第28回釜山(プサン)国際映画祭・ワイドアングルセクションのドキュメンタリーショーケース部門に招待され、ワールドプレミアとして公開される。
なお、本作の公開情報は5月から伝えられ始めた。同月20日、あるSNSアカウントが「『ペルソナ:ソルリ』が6月16日にNetflixブラジルのカタログに追加される」と知らせ、「『ペルソナ:ソルリ』にはソルリを主人公にしたエピソードと、深い話を交わしたインタビュー内容が含まれている」と主張していた。
これに対してNetflix関係者は、本サイト提携メディア『OSEN』を通じて「『ペルソナ:ソルリ』はミスティックストーリーが製作した作品で、公開スケジュールをはじめとする全般的な協議が進行中だ」という立場を明らかにしていた。
『ペルソナ』シリーズは歌手のユン・ジョンシンが企画した作品で、シーズン1には歌手・女優IUが主人公として出演。イ・ギョンミ、イム・ピルソン、チョン・ゴウン、キム・ジョングァンの4人の映画監督が、それぞれ異なる視点でオムニバス映画を製作したことがある。
そしてシーズン2の主人公としてソルリさんがキャスティングされ、撮影を行っていたところ、2019年10月に突然の訃報が伝えられた。そのため撮影も暫定的に中断せざるをえない状況に置かれたのだ。
当時、製作会社は「ソルリは『ペルソナ2』の主人公で、5本の作品のうち2本の撮影が進行中だった。現在、このプロジェクトに関して公開可否など、いかなることも決まっていない」と明かしていた。
その後、6月に「映像物等級委員会(Korea Media Rating Board)」のホームページを通じて作品の等級審議結果が公開され、約2時間10分の上映時間などが伝えられたりもした。
これにより、韓国国内での公開に関心が集中したなか、実際に公開されるのかという期待と憂慮が同時に広がった。ソルリさんがこの世を去って4年後に公開される遺作に、大部分のファンは彼女の最後の姿を見られるという期待、作品を通じてソルリさんの新たな一面を感じたいと期待感を示している。
しかし、一部ではソルリさんの死亡が、大衆とメディアの過度な関心・干渉を排除できないという点で憂慮の声をあげている。特に、ソルリさんの“悩み”と“考え”が収められた『ジンリヘ』が公開されることで、ソルリさんに、また別の烙印が押されるのではないかと恐れているという意見も見受けられた。
このような声に関して、製作会社の関係者は「私たちはチェ・ジンリが良い俳優であり、良い人だったということを、彼女の新作であり、最後の作品で通じて知らせたかった」と伝えている。果たして『ペルソナ:ソルリ』、そして『ジンリヘ』がどのようなメッセージを含んでいるのか、多くの人々の関心が集中している。
(記事提供=OSEN)
◇ソルリさん プロフィール
1994年3月29日生まれ。本名チェ・ジンリ。2005年に韓国SBSの時代劇『薯童謡』で子役として芸能界にデビュー。2009年にはガールズグループ「f(x)」のメンバーとして、歌手デビューした。2015年にグループを脱退し、その後は女優やタレントとして活動。2019年10月14日、突然この世を去った。享年25歳。
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