学園祭のステージで見せた過激ダンスが“わいせつ罪”で告発された歌手ファサが、今度は学生服風衣装で世間を騒がせている。
ファサは最近放送された韓国の人気バラエティ『知ってるお兄さん』に出演。同番組の放送400回を祝うためにゲストとしてスタジオに登場した。
この日の放送でファサは、「放送400回おめでとうございます」として去る6日にリリースした自身の新曲『I Love My Body』を披露。クオリティの高いパフォーマンスはレギュラー陣の感嘆を誘った。
その一方で、放送後視聴者からは当時着用していたファサの衣装が議論を呼んだ。
『知ってるお兄さん』は学校の教室をイメージしたスタジオのセットが特徴的で、レギュラー陣もゲストも番組のコンセプトに合わせて学生服に身を包んでいるのが通常だ。
ファサもまたこのコンセプトにならって学生服を連想させるワイシャツとスカートを着用したが、これまで登場した他の女性ゲストとは異なるいささか過激な着こなしが目を引いた。
それだけでなく、ファサはスタジオでダンサーらと共に足を広げたまま踊るダンスを披露し、カリスマ性と煽情性を堂々とアピールした。
このようなファサの行動に対して視聴者からは「学生が義務的に着用する制服を性的対象化している」「学生服が性商品であっていいはずがない」といった声が寄せられた。
一部では「ブリトニー・スピアーズのヒット曲衣装のオマージュだ」という声も上がったが、ブリトニー・スピアーズも当時父兄団体から抗議されていることからこの意見は火に油を注ぐ結果となった。
ファサのアーティストとしての実力は韓国で高く評価されており、「過激ダンスがなくとも十分に実力を発揮できる歌手であるだけに、わざわざゴールデン番組でこのようなパフォーマンスを披露したことが残念だ」と意見するK-POPファンの声もしばしばだ。
とはいえ、学園祭でのパフォーマンスが物議をかもす以前から、ファサのパフォーマンスには“煽情性”がつきものだ。振り付けの激しさはたびたび議論になるが、ファサのカリスマ性が見事に落とし込まれたパワフルなパフォーマンスは、多くの人々から圧倒的な支持を得ている。
自身のカラーを貫くという姿勢は、トップアーティストの鑑と言えなくもないだろう。
いずれにしろ、ファサの新曲『I Love My Body』はリリース直後から世界8カ国のiTunesトップソングチャートで1位を記録しており、米ビルボードでは自身初のチャートインを果たしている。
各種チャートの結果から見てもファサが貫いてきたコンセプトが支持されていることは明らかであり、世間が騒げば騒ぐほど、そのカリスマ性は一層輝きを放ちそうだ。
◇ファサ プロフィール
1995年7月23日生まれ。2014年、4人組ガールズグループMAMAMOOの最年少メンバーとしてデビュー。グループではボーカルとラップを担当。『Piano Man』『Um Oh Ah Yeh』『Decalcomanie』『Yes I am』『Dingga』『AYA』など、数多くのヒット曲で高い影響力を見せつけた。2019年には『TWIT』でソロデビュー。ステージで見せる個性的で、洗練されたパフォーマンスが話題になることが多い。
■【写真】MAMAMOO・ファサ、衝撃的な“下半身シースルー”衣装
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