約40億ウォン(約4億円)の会社資金を横領した疑いで拘束令状が請求された韓国芸能事務所代表の拘束令状が棄却された。
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8月29日午後、ソウル南部地裁のユ・ファンウ令状専担部長判事は、HOOKエンターテイメントのクォン・ジニョン代表に対する拘束前被疑者尋問(令状審査)を行い、「住居が一定で、疑惑に関する証拠資料の大部分が収集された」と明らかにした。
続いて「被害者に対する被害額を全て返還したり供託したと見られる点など、捜査の経過と尋問に臨む態度から見て、証拠隠滅や逃走の恐れがあるとは見難い」と付け加えた。
クォン代表は2012年から昨年10月まで、HOOKエンタの資金約40億ウォンを横領した疑いが持たれている。韓国警察庁の重大犯罪捜査課はクォン代表に対して、特定経済犯罪加重処罰法上横領疑惑で拘束令状を申請し、検察は24日に令状を請求した。
警察はクォン代表のほか、HOOKエンタ所属の歌手イ・ソニの横領容疑も捜査中だ。イ・ソニは、2013年に設立し、昨年6月まで代表として在職していたワン・エンターテインメントの資金を流用した疑いで警察の取り調べを受けた。なお、クォン代表はワン・エンターテインメントの取締役に名前を載せたことがある。
クォン代表は向精神薬に分類される睡眠誘導剤ゾルピデムを不法処方された疑い(麻薬類管理法違反)でも警察の捜査を受け、今年6月に検察に送致されたことがある。また、歌手・俳優のイ・スンギと音源精算問題で争ったことでも知られる。
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