日本が原発“汚染水”の放出を始めたことに対して、韓国女性歌手が深い怒りをあらわにした。
ロックバンド・紫雨林のキム・ユナは8月24日、自身のSNSに「RIP地球」と書かれた画像を投稿した。
そして「数日前から私は怒りに包まれていた。『ブレードランナー』+4年で、映画的なディストピアが現実になり始める。放射能の雨が止まず、光も入らない映画の中のロサンゼルスの風景。今日のような日、地獄について考える」と悲惨な心境を語った。
キム・ユナの書き込みに、6700人余りのファンが反応を示した。ファンらは「1回でもなく30年間の放流ということで、ああ、もう地球はだめだと思います」「何事もないように流れていくインスタの世界に、私たちの悲しい心を代わりに言及してくださってありがとうございます」などと共感した。
同日、日本の福島原発運営会社である東京電力は、13時頃から保管していた“汚染水”(日本では「処理水」)の放出を開始した。東京電力は一日に約460トンの汚染水を海水で希釈して放出する作業を17日間進め、一次的に汚染水7800トンを放出する計画だ。
来年3月まで放出される汚染水の量は3万1200トンで、これは現在保管中の汚染水全体の2.3%ほどだという。そんなニュースが伝わると、中国や台湾、香港などは日本産水産物の輸入全面中止を宣言し、日本の無責任な汚染水放出を糾弾するデモを行った。
一方で韓国政府は、8月7日と10日、「国内最高の専門家たちが語る福島汚染水の真実」(大韓民国政府チャンネル)、「福島放流するそうですが、韓国水産物安全でしょうか?」(大韓民国今日の政策チャンネル)など、日本の汚染水放出を擁護するような映像を公開し、ひんしゅくを買った。
ハン・ドクス国務総理は同日、韓国の専門家が2週間に一度ずつ日本を訪問して点検することにしたとし、「国民の皆様が政府を信じて科学を信じてくださるようお願いする」との立場を明らかにした。
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