偏向的な内容で400以上の苦情が殺到した韓国ドキュメンタリーが謝罪、続く放送で内容補完を約束【全文】

2023年08月24日 テレビ #FIFTY FIFTY

韓国のドキュメンタリー番組が偏向的な内容を放送し、物議を醸したことについて声明を発表した。

【関連】一方的な内容で批判殺到の韓国ドキュメンタリー、廃止求める「国民請願」登場

8月24日、韓国SBSのドキュメンタリー番組『それが知りたい』は、「放送過程で製作陣の意図とは異なり、K-POPの現場で働いている多くの方々とK-POPを愛するファンの心を傷つけた点について、深く謝罪する」と伝えた。

続けて「併せて、今回の番組は利害関係を巡っている、どちらか一方の肩を持つためではないことを明確にし、現在論難になっているいくつかの事案に対しては追加取材を行い、続く放送で不足していた部分を補完する」と謝罪した。

先立って8月19日、『それが知りたい』は「ビルボードとガールズグループ:誰が翼を折ったのか」編を放送した。

その放送分は、所属事務所ATTRAKTを相手に専属契約効力停止仮処分訴訟を提起したFIFTY FIFTYを扱ったのだが、関連会社The Giversに向けた疑惑や所属事務所のFIFTY FIFTYデビューのための努力については、ほとんど報道されなかった。

FIFTY FIFTY

その代わりFIFTY FIFTY側のインタビューを使い、所属事務所の各種支払いに対する不信が強調された。まったく中立的ではない放送によって、数多くの視聴者からひんしゅくを買った。

公式ホームページの視聴者掲示板は、3000件以上もの抗議文で埋め尽くされ、放送通信審議委員会にも関連した苦情が400件以上も受け付けられた。そして現在は、国民請願でも多くの同意が集まっている。

国民請願は、投稿された日から30日以内に5万人以上の同意を得た場合、内容によっては該当委員会に回付される。その後、手続きに従って請願に対する処理が進行される。

『それが知りたい』の公式声明全文は以下の通り。

8月19日に放送された「ビルボードとガールズグループ:誰が翼を折ったのか」編は、いわゆる“FIFTY FIFTY事態”を通じて、持続可能なK-POPになるためには何が必要かを悩むために製作されたプログラムです。

まず、放送過程で制作陣の意図とは異なり、K-POPの現場で働いている多くの方々と、K-POPを愛するファンの心を傷つけたことに深くお詫び申し上げます。「韓国マネジメント連合」や「韓国芸能制作者協会」など、団体からのお言葉や批判も重く受け止めます。

併せて、今回の番組は利害関係を巡っている、どちらか一方の肩を持つためではないことを明確にし、現在論難になっているいくつかの事案に対しては追加取材を通じて、後続放送で不足していた部分を満たすようにします。

『それが知りたい』に関心を持ってくださって感謝し、より深い取材で視聴者の皆さんの声援に応えるようにします。

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