メンバーの母親たちと所属事務所が話し合うも決裂…記録更新が虚しさを高めるFIFTY FIFTYの現状

2023年08月10日 話題 #FIFTY FIFTY

和解の可能性が浮上したK-POPガールズグループ・FIFTY FIFTYと所属事務所だったが、最終的に合意点を見い出すことはできなかった。

【写真】“奇跡のガールズグループ”、FIFTY FIFTYとは?

ソウル中央地裁・民事合意50部(パク・ボンソク首席部長判事)は8月9日、FIFTY FIFTYメンバー4人が所属事務所ATTRAKTを相手に出した専属契約効力停止仮処分申請と関連した調整期日を開いたが、結論を出せずに終結した。

この日、メンバーのセナ(本名チョン・セヒョン)、アラン(チョン・ウナ)の母親、ATTRAKT経営陣、双方の代理人が参加し、2時間ほど非公開で調整を進めたが、結論を出せなかった。

ただ裁判所は双方の合意の可能性を残し、8月16日までに当事者間で追加協議することを勧めた。

対立のなか記録だけが更新中

(写真提供=OSEN)FIFTY FIFTY

先立ってFIFTY FIFTY側は、所属事務所が精算とメンバーの健康管理問題において信頼関係を破ったとし、6月19日に所属事務所を相手に訴訟を起こした。

一方でATTRAKT側は、「外部勢力が会社とFIFTY FIFTYの専属契約を破棄させようとしている」と主張。また、「外部委託業者がFIFTY FIFTYを海外流通会社ワーナーミュージック・コリアに200億ウォン(約20億円)を受け取って売却しようとした状況を把握した」などとし、激しく対立した。

2022年11月にデビューしたFIFTY FIFTYは、キナ(2002年生まれ)、セナ(2004年生まれ)、シオ(2004年生まれ)、アラン(2004年生まれ)の4人で構成されたガールズグループで、全員が韓国出身だ。

デビューから3カ月後に発表した『Cupid』という曲で、米ビルボードのメインシングルチャート「HOT100」に名前を載せ、“中小芸能事務所の奇跡”と大きな注目を集めた。

その後も『Cupid』は「HOT100」にチャートインし続け、BLACKPINKが持っていた歴代K-POPガールズグループの連続チャートイン記録(8週連続)を更新。最新チャート(8月12日付)でも41位を記録し、20週連続チャートインを成し遂げている。

しかしデビューからわずか7カ月で所属事務所と法的紛争を始め、現在は事実上の活動停止状態に追い込まれた。

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