韓国では最近、小学校教師が“極端な選択”でこの世を去るという痛ましい事件が起きた。
【画像】“育児大統領”の番組、嫌がる連れ子の娘に父親が“性虐待”か
事件後、「教権墜落」(生徒の人権が上がった影響で、教師の人権が落ちたという意味)についての議論が行われているなか、精神健康医学の専門医でタレントのオ・ウニョンに火の粉が飛んでいる。
7月20日、会社員のブラインドコミュニティには「オ・ウニョンが保護者を台無しにした」という文が掲載され、話題を集めた。同文の作成者は「オ・ウニョン教育官は、子供はどんな状況でも傷つかず、共感・尊重されなければならない存在としてきちんと規定した」とし、「番組で度々、体罰を悪と描写するので、変な親が多く出没する」と指摘した。
ここで言及されたオ・ウニョンとは、育児番組の常連出演者として知られる人物だ。韓国では「育児大統領」「韓国のモンテッソーリ」などと呼ばれている。
そんな彼女は7月14日に放送された『最近の育児-金のような我が子』(原題、チャンネルA)で、教師に暴言を吐く小学生を見て、子供の過ちに対しては、怒るよりも正しい方向への“訓育”が重要だと強調していた。
この発言に対して、ネット上では「オ・ウニョン博士は訓育を強調した。体罰と訓育は厳然と違う。オ・ウニョンに責任を転嫁するのは話にならない」「オ・ウニョン博士が両親にしろと言ったことを、両親が教師に要求する。親たちが間違ったことをオ・ウニョン博士に飛び火させてはならない」などの意見が上がっている。
このような論争は、オ・ウニョンの個人SNSにも飛び火。「オ・ウニョンが誤った育児法を説いたため、韓国がこのような姿になった」と主張する人がいる一方、「オ・ウニョンがそうしたわけでもないのに、なぜ彼女に責任を転嫁するのか」と話す人たちが舌戦を繰り広げている。
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