台本を読んだナムグン・ミンの頭の中には、すぐさま“画”が描かれたという。
8月4日より放送開始のドラマ『恋人』(MBC、原題)は、丙子の乱の最中に繰り広げられる恋人たちの物語と、苦しみの中で希望を見出す人々の物語を描いた作品だ。
本格的な恋愛作品としても話題になっている本作は、俳優ナムグン・ミンの10年ぶりの時代劇復帰作として、“ナムグン・ミン・シンドローム”を起こすと期待が集まっている。
そこで今回、ナムグン・ミン本人に『恋人』の話を聞いてみた。
躊躇なく『恋人』を選んだ理由
大衆もマスコミも、ナムグン・ミンの次回作には常に熱い関心を示している。いつも想像以上の選択、想像以上の結果を出す俳優だからだ。
そのため、自然と『恋人』に対する期待も高まっている。
ナムグン・ミンは『恋人』への出演理由について、「いつも作品を選択する時、事前に何も聞かずに台本を初めて読み、第一印象が良いと思った作品を選択してきた。『恋人』は台本を初めて受け取った時、“キム・ソンヨン監督が演出を担当する”ということだけを知っている状態で台本を読んだ。台本を読んでいて、とても楽しかった」と振り返った。
続けて「時代劇なので、日常生活であまり使わない見慣れない単語、文章があったにもかかわらず、一度でスラスラ読めた。それと同時に、キム・ソンヨン監督がどのような演出をするのかが、頭の中で自然に描かれた。それが大きな魅力だった。何よりも、『恋人』は面白く撮影ができそうだという考えが、私の心を最も虜にした」と付け加えている。
ナムグン・ミンが考える『恋人』の見どころ
『恋人』の出演俳優と製作陣は、2022年冬の初撮影を皮切りに、2023年春、そして夏まで、すでに3つの季節を共に過ごしてきた。視聴者に完成度の高い作品を見せるという一心で。
ナムグン・ミンは、このような努力が作品にそのまま反映されたと自信を示した。
見どころを尋ねると、「考証にとても気を遣いながら撮影したので、扮装や衣装を詳細に見せようと努めた。また、戦争という話が入っているだけに、途中で出てくるアクションシーンを躍動感たっぷりに、現実感を持って見せするため、多くの方々と最善を尽くして気を遣った。視聴者の皆さんに見守っていただきたい」と伝えている。
10年ぶりの時代劇に「個人的にも、とても楽しみな作品」
ナムグン・ミンは『恋人』の初回放送を待つ視聴者に「久しぶりの時代劇で挨拶することになった。実際に撮影しながら、俳優としても私個人としても、とても楽しみな作品だ。特に、地方のあちこちで撮影をしながら、韓国の美しい場所をたくさん撮ってきた。それだけに、視聴者の方々に綺麗な画もたくさん見せることができると思う。老若男女、皆が好きな要素がドラマのあちこちに入っているので、多くの視聴をお願いする」と呼びかけた。
なお新ドラマ『恋人』はパート1、2として制作され、それぞれ全10話で構成されている。パート1は2023年8月4日21時50分より放送、パート2は10月中に放送される。
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