BIGBANGを脱退したT.O.P(35)がドラマ『イカゲーム』シーズン2に出演すると発表され、衝撃を与えている。
Netflixは6月29日、『イカゲーム』シーズン2の新しいキャストを発表。IZ*ONE出身チョ・ユリ、パク・ギュヨン、カン・エシム、イ・ジヌク、ノ・ジェウォン、ウォン・ジアンらが合流することを明かした。
最も注目と驚きを集めたのは、そこにBIGBANGを脱退したT.O.P(チェ・スンヒョン)が含まれていたことだ。
というのも先立ってT.O.Pは、自身のSNSやライブ放送を通じて“引退”を宣言していたからだ。「ファンにはいつも申し訳ない。韓国ではカムバックをしないと思う。カムバック自体、したくない」と話したこともあった。
今年の5月31日には、ファンから寄せられた「BIGBANGを辞めたのか」という質問に、「私はすでに脱退した」と明言。BIGBANGとして今後活動する可能性もゼロにした。
実際にワイン事業を始め、宇宙旅行プロジェクト「dearMoon」への参加を発表するなど、芸能活動から離れていく姿も見せた。そんな彼が世界的に注目を集める人気ドラマに出演するというのだから、驚きは大きい。
そもそも『イカゲーム』は、456億ウォン(約45億6000万円)の賞金がかかった謎のサバイバルに参加した人々が、最後の勝者になるために命をかけて極限のゲームに挑戦する物語を描いた作品だ。
全世界が待ち望んでいたシーズン2には、シーズン1に登場したイ・ジョンジェやイ・ビョンホン、コン・ユに加え、イム・シワン、カン・ハヌル、パク・ソンフンら豪華役者陣の参戦が決定している。
そこにT.O.Pが加わるわけだが、彼の演技活動は2014年の映画『タチャ~神の手~』以来、9年ぶり。『イカゲーム』シーズン2で彼がどんな役を演じるかは、まだ明らかになっていない。
ただ、T.O.Pの『イカゲーム』出演に対しては、早くも批判的な声も聞こえている。彼が過去に麻薬問題で有罪になっているからだ。
T.O.Pは2017年に義務警察として兵役をスタートさせたが、服務中に過去の大麻使用の事実が明らかとなり、懲役10カ月、執行猶予2年の宣告を受けたことがある。
麻薬問題を起こした芸能人に対して韓国では批判が集中する傾向があり、最近では俳優ユ・アインに厳しい目が向けられている。歳月が流れてもその傾向は変わらず、元JYJのパク・ユチョンなどは、未だに韓国での活動が難しい状況だ。今回、華々しく復帰することとなったT.O.Pにも容赦のない非難が向かう可能性がある。
それでも『イカゲーム』で復帰することを選んだT.O.P。ただでさえ話題性バツグンのドラマのシーズン2に、さらに関心が集まることだけは間違いなさそうだ。
◇T.O.P プロフィール
1987年11月4日生まれ、本名チェ・スンヒョン。2006年にBIGBANGのメンバーとしてデビューした。最年長メンバーであり、グループ内ではリードラッパーを務める。2017年に義務警察として兵役をスタートさせたが、服務中に過去の大麻使用事実が明らかになり、社会服務要員に転換した。2019年7月の除隊当時は秘密裏にファンミーティングを開催し、その場に駆け付けたファン一人ひとりと握手を交わすなど、ファンに対する並みならぬ愛情を見せた。2022年2月、YGエンターテインメントとの専属契約を解約した。
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