韓国の若手女優が自らの手で人生を終えて11年が過ぎた。
【写真】20代の韓国女優が自宅で亡くなったまま発見…突然の悲報
女優のチョン・アユルさんは2012年6月12日、自宅で発見された。享年25歳。
当時、所属事務所は「事務所から支給する75万ウォン(約8万円)以外に収入がなかった。生活苦による行動と判明したが、アユルは経済的な困難に対する表現もなく、普段から明るく活発な性格だったため、事務所側は全く知らなかった」と伝えていた。
一方で、SNSには故人の辛さが感じられる文があった。チョン・アユルさんが発見される2日前、「今、朝起きて目を覚ますと、砂漠に一人で立っている気分。19歳からずっと一人で責任を持って生きてきたのに、ある日急に頼れるところが一つもない自分の部屋で。世の中の重みがあまりにも大きく感じられ、一人で耐えなければならないという途方もない恐怖が押し寄せてくる。まだ大人になるにはまだまだ遠いようで、両親に会いたい」という文を残していた。
そして翌日午前には「何も慰めにならない」と複雑な心境を再び吐露。関係者は「普段は明るくて穏やかな性格だった。まじめに演技をする子だった。なぜ急にこの世を去ったのか。全く気配がなかった」とし、ファンをさらに悲しませた。
1987年生まれ、永進専門大学・観光学科出身のチョン・アユルさんは、文化観光部の公益広告、化粧品のCMなどに出演し、芸能界生活を続けたが、現実は苛酷だった。KBS2TVの朝ドラマ『愛よ、愛よ』(2012)に出演したりもしたが、惜しまれつつ天の星になった。
(記事提供=OSEN)
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