元夫からは暴行、叔父からは労働搾取にあったという韓国女性が最近、知的障害の判定で心に傷を負ったという。
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5月8日に韓国で放送されたバラエティ番組『オ・ウニョンレポート-結婚地獄』(原題、MBC)では、結婚7年目を迎えた夫婦が出演した。
妻は勤務地の都合上、休みでも夫の出勤を見送る日々を過ごす。その後、家では食事も摂らず、身動きもしないままベッドに横たわって携帯電話だけを見ていた。
お腹は空いてないのかという質問にも「一人では食べられない。夫と一緒に食べると心が楽になる」と話すほどだった。
彼女は夫の退勤時間が近づくと、職場近くのカフェで何時間も夫を待つ。それだけでなく、夫にビデオ電話をかけて女性職員たちと仕事をしているのではないかと確認したりもした。
そんな妻の本音を聞くと、これらの行動の裏には、元夫などから受けた傷があるからだという。
妻は「(元夫は)酔うと暴力が激しかったし、女性問題も多かった」とし、元夫の暴行と浮気で疑心と不安症状が大きいというわけだ。
番組MCで心理カウンセラーのオ・ウニョンは、この妻に対して「配偶者が浮気すれば、その次からは信頼を失う。ほかの面も調べなければならない」とし、「人間の基本的な5つの感情の中に不安がある。不安を通じて、人間は自分を安全に守っていく。ある人は不安でしきりに疑いが生じる」として、理由もなく夫を疑う“義夫症”が生じかねないと話した。
夫の仕事中、妻は朝から不動の姿勢で携帯電話に夢中になる。そうして夕方にようやく起きて、夫を迎えに行くため外出する。そんな自分を歓迎しない夫に妻は「私を恥ずかしがっているのではないか、それじゃなかったら障害判定を受けなかったのに」とし、夫の提案で受けた検査で最近、知的障害判定を受けたと恨み節を口にする。
続いて「なぜ私をあえて障害者登録しようとするの?夫が恨めしい」とし、40歳にして知的障害を受け、誰よりも驚いた気持ちを伝えた。一方の夫は「それは恥ずかしいことではない」と慰めたが、妻は「私は恥ずかしい、恨めしい」と話すばかりだった。
夫は番組制作陣に本音を慎重に打ち明けた。妻に対して「妻には保護者がおらず、叔父の下で暮らした高校生時代、叔父が市場で商売させていたそうだ」と、中学卒業後に叔父から虐待と労働力搾取に遭っていた過去を明かした。しかも無償でだ。妻も「私は捨てられたと思う。両親も兄弟も福がない」とし、辛かった幼少期を振り返った。
極端な考えも頭をよぎったという妻は、夫を見ると不安の症状が少し良くなるそうだ。この状況にオ・ウニョンは、「遺棄されないかという不安がある」とし、家族を失う喪失感に対する不安も分析した。
妻が「障害判定をなくしたい」と再度話すと、オ・ウニョンは「申し訳ないが専門医として話していること」とし、「学習水準が小学校1年生、6~7歳レベル、日常生活が小6、中1レベル」と通告。続いて「もちろん日常生活に支障はないというが、夫の関心と愛があってこそ可能なことだ。愛がなければこのような過程もない」とし、もう少し夫の心を推し量るようアドバイスを送った。
(記事提供=OSEN)
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