『宮(クン)』女優(41)は契約の解除を要求…事務所側は“賃金未払い”問題で詭弁に次ぐ詭弁

2023年04月25日 話題

「ソン・ジヒョとの専属契約が解除されたわけではない。女優のイメージのために、しばらくポータルサイトから所属事務所の名前を削除したのだ」

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女優ソン・ジヒョが所属事務所UZUROCKSに専属契約の解約を通知した事実が知らされた4月24日、UZUROCKSのキム・ヨンチャン理事は本紙『スポーツソウル』にこう答えた。

UZUROCKSのパク・ジュナム代表は『スポーツソウル』に送った携帯メールで、「ソン・ジヒョとは契約解除ではない」と反論した。

詭弁に次ぐ詭弁

しかし理事と代表の釈明は、わずか3時間48分で覆された。UZUROCKSは同日、公式報道資料を通じて「所属俳優ソン・ジヒョと専属契約解約に対する合意事実を認めた」と明らかにした。

(写真提供=OSEN)ソン・ジヒョ

それと共に「過去の社内状況と関連して初期企業のエンターテインメント分野の急激な新規拡張により、所属俳優に提供しなければならない細部的で重要な部分を確実に気にできなかった部分に対して謝った」とし、「ソン・ジヒョとの専属契約解約部分において会社側のミスを認めた」と伝えた。

先の釈明も、公式報道資料もすべて詭弁だ。明らかにばれる嘘で状況を免れようとしたが、ソン・ジヒョ側が直接、専属契約解約の事実を明らかにすると、急いで収拾する姿が露見された。

実際にUZUROCKSの詭弁は今回が初めてではない。『スポーツソウル』は4月5日からUZUROCKSの賃金未払い問題を取材し、独自報道してきた。この時から彼らは相次ぐ偽りの釈明で一貫した。

そもそもUZUROCKSはソン・ジヒョ、チ・ソクジン、イ・ヒョヌ、オ・マンソクなどの芸能人マネジメントをはじめ、YouTubeチャンネルなどを制作する新生スタートアップ企業だ。

だが、今年2月から職員の給与、ヘアスタイリスト、広報など外注業者への費用精算が徐々に滞り始めて問題が発生した。毎月10日に支給されなければならない賃金が1カ月、2カ月ずつ滞り始め、4大保険まで滞納される状況で、会社は職員に辞職を勧告するに至った。

4月10日まで滞った2カ月分の賃金を支給することにしたが、これもまた退職者と在職者の一部だけに支給された。会社側は残りの職員には4月末、または5月10日に入金すると明らかにした。

自己主張と表現力が強い若者世代の職員たちは、会社の辞職勧告にひたすらやられるわけにはいかないように、『スポーツソウル』にEメール、携帯メール、電話などを通じて自分たちが受けた侮辱(?)を情報提供した。

(写真=UZUROCKSホームページ)UZUROCKS社屋

前・現職の複数の職員の共通した発言は、「ニューメディアスタートアップ企業であるだけに給与が滞りかねないのは理解する。しかし代表が社内メッセージを通じて、職員の動揺を鎮め、賃金未払い事態に対して謝罪して了解を得なければならないが、一言もない」というものだ。

『スポーツソウル』とインタビューを行った前職員は、「少ない月給でカード代も払わなければならず、家賃も支払わなければならないのに、会社は約束なしに賃金を払っていない」とし、「会社側から申し訳ないという話をしなかった」と話した。

また別の前職員は、「退職金でも用意するから辞職しろという話を聞いた」と明かした。この職員は「辞職すれば退職金を支給するのは当然のことだが、まるでばらまきのように退職金を与えるという会社側の発言に呆れて情報提供することになった」と話した。

しかしUZUROCKS側は『スポーツソウル』の取材に、「賃金、退職金、4大保険およびマネジメント進行費をすべて支給した」と断言。それと共に「所属芸能人の出演料なども四半期別に支給される」と釈明した。

15年以上も芸能界を取材してきて、芸能人の出演料が四半期ごとに支給されるという話は聞いたこともない。念のため様々な芸能事務所に諮問したが、「すべての芸能人の出演料は毎月支給されるのが原則」という回答が帰ってきた。

『スポーツソウル』が諮問を求めたある芸能事務所の関係者は、「どんな芸能人が四半期別に出演料を精算してもらうというのか。そんな芸能人や会社があるという話は初めて聞いた」と切り捨てた。

『スポーツソウル』の取材によれば、ソン・ジヒョはUZUROCKSと契約金なしで専属契約を結んだ。SBSのバラエティ番組『ランニングマン』などの出演料は、ソン・ジヒョが直接入金される条件だ。ただし広告撮影などの収益は会社と配分する。ソン・ジヒョの側近が直接的に認めたわけではないが、「最近賃金未払いの余波がアーティストにも影響を及ぼした」と耳打ちしたことから見て、精算に一部問題があったと観測される。

UZUROCKSはこの日発表した立場文で、ソン・ジヒョに謝罪し、「ミス」という表現を使った。未精算や賃金未払いは「ミス」という単語に代えられない。明白な過ちであり、百倍の謝罪をすべきだ。

何よりも謝罪の順序が間違っている。一番先に謝罪しなければならない対象は、未払い賃金を受け取れないまま黙々と会社のために働いている職員たちだ。

◇ソン・ジヒョ プロフィール

1981年8月15日生まれ。本名チョン・スヨン。2001年に雑誌モデルでデビュー。代表作はドラマ『宮(クン)~Love in Palace』『朱蒙』(2006年)など。2021年には自身のショートヘアやスタイリングを巡り、ネット上で批判コメントが浮上するも、事務所が悪質コメントに対する対応を予告し、話題となった。

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