人気ガールズグループのaespa(エスパ)が初の単独コンサートを成功させた。
所属事務所SMエンターテインメントのイ・ソンス共同代表理事が暴露した「イ・スマン植樹」の被害者として言及されたaespaだが、コンサートを通じて堂々と自分たちの実力を証明した。
aespaは2月25~26日の2日間、ソウルの蚕室(チャムシル)室内体育館で開催された初の単独コンサート「2023 aespa 1st Concert ‘SYNK : HYPER LINE’」を通じてファンに会った。
今回のコンサートは、aespaがデビュー後初めて披露する単独コンサートで、2日目の公演はグローバル生中継プラットフォーム「Beyond LIVE」を通じてオンラインでも配信された。
これに先立ち、aespaはSMエンタの経営権をめぐって起きた新しい筆頭株主のHYBEとSMエンタの現経営陣の葛藤のなかで、イ・ソンス共同代表の暴露に登場した経緯がある。
イ代表が2月16日に個人チャンネルを通じて、「イ・スマン前総括プロデューサーの“植樹プロジェクト”により、2月20日に発売予定だったaespaの新曲発売が取り消しになった」と暴露し、波紋を呼んだ。
当時、イ代表は、「(イ・スマン前総括プロデューサーは)念入りに作った世界観が目立つグループaespaにも、まったく似合わない、この植樹を投影した歌詞を入れた歌を歌うことを指示した」とし、「歌詞の一部には(環境に関する)単語が合間合間に入っており、実際に初期段階の歌詞には直接的に“植樹”という単語まで登場した。aespaのメンバーたちは悲しみ、泣きそうになったりもした」と説明した。
その暴露後、ファンらは「あえてaespaが泣きそうになったという話を入れなければならなかったのか」「SMエンタの内部分裂にaespaを入れたのは感情の利用にしか見えない」とし、aespaが利用されたことについて悔しさを表わしたりした。
しかし、そんな逆境を乗り越えたaespaは、今回のコンサートで初めてとは思えない舞台マナーとパフォーマンスを披露し、メンバー一人ひとりの成長を見せた。
aespaは今回の公演で、メガヒット曲『Black Mamba』『Next Level』『Savage』を披露する一方で、未公開の新曲『Salty & Sweet』『Thirsty』をフルバージョンで公開した。
一部からの憂慮とは異なり、該当曲の歌詞には「植樹」と関連したキーワードはなかった。むしろ新曲を通じてaespaのアイデンティティをまともに見せたという好評を得ている。
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