一部では、社内理事にHYBEのパン・シヒョク議長と、SM出身で現在はHYBE傘下レーベルADOR代表を務めるミン・ヒジンなどが取り上げられたが、結局、最終名簿には含まれなかった。
先立って10日、HYBEはSM創設者兼総括プロデューサー、イ・スマンの持株14.8%を買い入れ、SMの筆頭株主になった。今回の株主提案は当時、HYBEとイ・スマンの間の契約によって、イ・スマン側が、HYBEが指定した人事が盛り込まれた案を提出する形で行われた。
HYBEは今回の提案をもとに、来月行われるSMの定期株主総会で経営陣の交代を推進するものとみられる。
HYBEは「このような内容の定款変更案は、HYBEとSM間の利害衝突を抑制することにも寄与する展望だ」とし、「すでにエンターテインメント業界で最も先進的だと評価される支配構造を備えているHYBEだけに、SMもやはり理事会の機能と役割、責任を強化し、理事会傘下に内部取引委員会をはじめとする多様な委員会を導入すると同時に、遵法支援人制度を導入することで、利害衝突の発生を事前に遮断する」という方針だ。
また、非常勤監査の選任を提案し、理事らの適正な業務執行をより強化するという意志も表明した。
一方、SM側からは3月末で任期が終わるイ・ソンス、タク・ヨンジュン共同代表が候補として出る見通しで、その他の非常務理事にキャピタルマネジメント企業アラインパートナーズのイ・チャンファン代表を推薦する方針だという。これにより、HYBEとの票対決は避けられないものと見られる。
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