忘れた頃に浮上する韓国芸能界の“プロポフォール疑惑”、今度はユ・アイン…なぜか2月に集中の怪

2023年02月09日 話題 #ユ・アイン

2月は韓国芸能界で麻薬疑惑が弾ける時期なのか。

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Netflixを通じて『#生きている』『地獄が呼んでいる』『ソウル・バイブス』などの大作を披露し、グローバルスターに浮上した俳優ユ・アインがプロポフォール常習投薬疑惑で警察調査を受けた事実が明らかとなり、韓国芸能界が衝撃を受けている。

忘れかけた頃に爆発するプロポフォール関連の報道に、もはや目新しさはないが、いつも同じ時期に芸能人のプロポフォール事件が起きるのは偶然というには、あまりに奇妙だ。

なぜか2月に集中の怪

時点も尋常ではない。

ユ・アインの疑惑が報じられた2月8日は、検察出身で与党「国民の力」のクァク・サンド元議員に対する政治資金法違反の1審判決が下された日だった。

ユ・アイン

裁判所は同日14時、クァク元議員の息子が城南(ソンナム)市・大庄洞(テチャンドン)の開発事業に関与した「火天大有資産管理」から退社し、受け取った退職金50億ウォン(約5億円)が賄賂ではないという判決を下した。

これと共にクァク元議員は、特定犯罪加重処罰法上の賄賂と特定経済犯罪加重処罰法上の斡旋収賄容疑に無罪を言い渡された。

勤務期間7年目の職員に、あまりに大きな退職金をプレゼントした火天大有の大株主キム・マンベに対しても無罪、「息子が受け取った、私が受け取ったのか」と主張したクァク元議員も無罪という荒唐無稽な判決が出た後、世論が沸き立つなかで、ユ・アインの報道が実に“適切に”あふれ出た。

似たような事例は、過去にも起きている。

2013年2月に朴槿恵(パク・クネ)政権がスタートするやいなや、女優イ・スンヨン、パク・シヨン、チャン・ミイネのプロポフォール常習投薬疑惑が浮上した。

イ・スンヨン
パク・シヨン

名前さえ聞けば誰もが知っている有名女優たちが相次いで警察のフォトラインに立つ珍しい風景が繰り広げられ、大衆の関心はしばらくプロポフォール一色となった。

世間を騒がせたプロポフォール捜査が終わり、同年11月に開かれた裁判で彼女たち3人は懲役8カ月、執行猶予2年を言い渡された。

2020年2月にも同様のことが繰り返された。今回は韓国映画界のトップ俳優、ハ・ジョンウだった。ハ・ジョンウは3年前の2020年2月、プロポフォール不法投薬の容疑が明らかとなり、2022年8月の裁判で罰金3000万ウォン(約300万円)を言い渡された。

ハ・ジョンウ

そして今年2月、芸能界のプロポフォール事件のターゲットとしてユ・アインが浮上した。

最初に報じたTV朝鮮の報道が出た後、ユ・アイン側は「すべての調査に積極的に協力しており、問題になる部分に対しては積極的に疎明する計画だ」という立場を明らかにした。

クァク元議員の宣告公判報道とユ・アインのプロポフォール投薬報道がよりによって同じ日に起きたことに対して、オンライン上では疑惑の視線を送っている。

彼らは「クァク・サンドの記事をユ・アインで薄めるのか」「映画でもこの程度のストーリーなら馬鹿らしいと悪口を言われる」といった反応を見せた。

なおプロポフォールは、1977年の化学合成で開発された睡眠麻酔剤の一種で、韓国食品医薬品安全処は2011年からプロポフォールを麻薬類として指定管理している。専門医の処方による医療用に限ってのみ、合法的な投薬が可能となっている。

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