麻薬に酔って江南(カンナム)の住宅街を徘徊した俳優が、イ・サンボであることが明らかになった。
ソウル江南警察署によると、イ・サンボは9月10日14時頃、ソウル江南区・論硯(ノンヒョン)洞の住宅街で麻薬類管理法違反の容疑で緊急逮捕された。
イ・サンボンは住民からの通報で警察に検挙された。通報当時、住民は一人の男性がよろめきながら住宅街を歩く姿を見て警察に通報した。警察が出動した際、イ・サンボは薬に酔ったように見え、口元に嘔吐の跡もあったことがわかった。
その後、麻薬投薬の有無を判別するために進行した簡易試薬検査でも「陽性」反応が出た。またイ・サンボの論峴洞の自宅でも錠剤の薬物が追加で発見された。
警察によると、イ・サンボは容疑を認め、病院で治療を受けた。自ら容疑を認めただけに、逃走の可能性は少ないと判断され、拘束ではなく在宅起訴の状態で追加調査を受ける見通しだ。
その間、イ・サンボの個人SNSは非公開に切り替えられた。
とあるポータルサイトではイ・サンボの所属事務所がRプロジェクト・カンパニーと表記されたが、現在は違う。Rプロジェクト・カンパニーの関係者は『OSEN』に、「イ・サンボとは昨年、専属契約が満了した状態」と明らかにした。
イ・サンボの出演作品も2021年7月2日に放送が終わったKBS2TVの連続ドラマ『ミス・モンテ・クリスト』が最後だ。以降、イ・サンボは所属事務所や別途の作品活動なしに空白期を過ごしていた。
事件当初、イ・サンボは実名ではなく「俳優A」と匿名報道された。しかし最初の報道から、2006年の地上波ドラマで助演としてデビューし、様々な作品に助演として出演したうえ、40代という年齢が特定された。1981年生まれである点、昨年地上波連続ドラマに出演した点などが知られ、オンライン上ではその正体が関心を集めた。
「俳優A」がイ・サンボであると知らされる前、オンライン上では「麻薬投薬の40代俳優は誰か」という憶測が続き、同じ2006年度にデビューした40代俳優というだけで、俳優のイ・ムセンやパク・ヘジンなどが「俳優A」として取り上げられ、被害を受けた。
イ・ムセンの所属事務所とパク・ヘジンの所属事務所は、いずれも虚偽事実の流布に対して強硬に対応する方針だ。
(記事提供=OSEN)
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