韓国映画『鳳梧洞戦闘』(原題)に出演した、日本人俳優たちのスチール写真が公開された。
同作は、1920年6月に遡って大韓独立軍が日本軍を相手に初めて勝利を勝ち取る様子を描いている。
ウォン・シンヨン監督によると「日本人俳優が日本軍を演じてくれれば、映画の息吹と価値が増すと思った」らしく、日本軍役には日本人の俳優を起用。
まず、独立軍を討伐するために加わった追撃隊大将ヤスカワジロウ役は、人気俳優の北村一輝が演じている。
映画『猫侍』『シグナル 長期未解決事件捜査班』などで韓国でも知られるようになった北村は、百戦無敗を誇る“戦争狂”ヤスカワ役を完璧に表現した。狂気に駆られた目つきが、戦闘の緊迫感を漂わせる。
『イップ・マン 序章』『マンハント』など数多くの作品に出演し、重みのある存在感を放ってきた池内は、ヤスカワの右腕であるクサナギ役に扮した。
度重なる戦争によって取得した知略で独立軍を追撃するクサナギは、特有のカリスマで独立軍の闘争をさらに劇的なものとし、観客を没頭させる。
独立軍の捕虜になった若い日本軍ユキオ役に扮するのは、アニメ映画『天気の子』の主人公を演じた醍醐虎汰朗。
彼は独立軍と一緒に過ごしながら複雑な感情を抱くユキオを、繊細に演じあげた。
日韓の俳優たちが熱演を繰り広げた映画『鳳梧洞戦闘』。公開4日で観客動員数100万人を突破し、1日で200万人を突破するなど、じわじわと注目を集めている。
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