韓国ドラマの撮影現場で“セクハラ問題”が再燃…喉元を過ぎれば熱さを忘れるのか

2019年07月18日 話題

MeToo運動が盛んだった昨年、キム・ギドク監督をはじめ、俳優チョ・ジェヒョン、チョ・ドクチェなど、有名監督や俳優にまで矛先が向かった暴露は、撮影現場がいかに倫理観の“死角地帯”であったかを白日の下にさらした。

以降、自省の態度が高まると、韓国ドラマ界では台本読み合わせ前にセクハラ予防教育が行われたり、台本自体に性的暴行防止案内文を添付したりするなどの措置を取ってきた。

だが時間が経つにつれてうやむやになり、結局のところ当事者の倫理観自体が向上しなければ、上のような措置は“びぼう策”(物事を取り繕うために講じる措置)にすぎなかったと指摘されている。

とあるテレビ局関係者は、「撮影現場は上下関係や規律が厳しいだけに、閉鎖的に運用されてきたことは事実だが、MeToo運動後のドラマ制作現場は意識が改善されている。台本の表紙に性的暴行防止案内文を付けたり、テレビ局内に性平等センターを作って広報したりして、撮影現場の内外で気をつけるよう努力している」と話した。

そのうえで、「もちろんこのような教育とともに、現場にいる当事者たちが正しい倫理観を確立し、自らより厳しい基準を持とうとする努力が必要不可欠だ」と強調した。

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