OH MY GIRLが春の“香り”をまとって舞い戻った。
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OH MY GIRLは3月28日、2ndフルアルバム『Real Love』をリリースし、音楽活動を再開した。
『Real Love』は2019年に発表した1stフルアルバム『THE FIFTH SEASON』以来約3年ぶりのフルアルバムで、より成熟したOH MY GIRLの視線から見た多彩な愛の物語を盛り込んだ。
表題曲の『Real Love』は、恋に落ちたことで、周りを取り囲む全てが不慣れで異国的に感じられる瞬間を歌った曲で、洗練されたサウンドと中毒性のあるブラスサウンドが耳を虜にする。
“成長型アイドル”から“完成型アイドル”へと変身し、より成熟した感性と姿で戻ってきたOH MY GIRLが、『Real Love』に関する話を一問一答で伝えた。
以下、OH MY GIRLとの一問一答。
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―リード曲『Real Love』の紹介とステージのポイントは?
スンヒ:2ndフルアルバムのリード曲『Real Love』は、恋に落ちるときの映画のワンシーンのような瞬間を、OH MY GIRLなりに表現した曲です。恋に落ちると日常の中の平凡なことすべてが、新鮮に感じられるというじゃないですか。その特別な瞬間の香りを意識して、より甘くほのかな“香水”のように表現しました。以前より成熟した愛を歌うようになったので、メンバーごとに解釈した『Real Love』は少しずつ違います。こうやってメンバーそれぞれの解釈が合わさって『Real Love』のステージを完成させたので、愛に対するメンバーの多彩な解釈に注目してほしいです。
ヒョジョン:今回のリード曲は、洗練されながらも感覚的なサウンドと聞きやすいメロディー、そしてメンバーの一層成熟したボーカルが加わったことによって、OH MY GIRLの成熟した魅力を感じることができると思います。これまでは自然にダンスが出るような盛り上がるステージを見せしてきたとしたら、今回の『Real Love』はもっとオーラがあって、皆さんの心を射止めるパフォーマンスを準備しました。明るくて、でも魅惑的で、おぼろげで、こみ上げるような奥深さを表現しようとしました。特にミミとユアのパートではOH MY GIRL特有の幻想的なムードを感じることができると思います。集中して見れば、OH MY GIRLの様々な魅力を満喫することができます。
―ファンに、新曲『Real Love』をどう聞いてほしい?
ジホ:今回の曲はリラックスした雰囲気の曲なので、感じたまま聞いてほしいです。楽しい瞬間は楽しい雰囲気で、憂鬱な気分になった時は感性的な感じで楽しめる曲だと思うので、いつでも、どこでも気軽に聞ける曲になってほしいです。ファンの方々が『Real Love』をどう解釈するのか気になりますし、機会があればぜひ一緒に語り合いたいです。
ユビン:『Real Love』を聞いた時に、ミラクル(OH MY GIRLのファンネーム)に向けたOH MY GIRLの気持ちを感じ取ってほしいです。『Real Love』というタイトル自体が、ファンへの私たちの気持ちなんです。ミラクルと一緒に過ごした7年という時間を私たちは忘れたことはありませんし、それはファンの方々も同じだと思います。だから、今、そしていつか遠い未来にも「私たちが過ごした時間が本当に幸せな1ページだったんだな」という“香り”を思い出すような曲になってほしいです。
―恋に落ちる瞬間の記憶を香りで表現した部分が新しくて独特に感じた。今回のコンセプトをステージ上で、上手く表現するために準備した部分は?
ヒョジョン:できるだけ自然な表情をするということが大事だと思いました。恋に落ちる瞬間の感情は、くしゃみのように隠すことができないと言うじゃないですか(笑)。だから隠そうとしても仕方なく出てくる自然な表情だと思いました。特に、歌詞にも恋に落ちたときの感情がしっかり表れているように、各パートの歌詞と最もよく似合う自然な表情をしようと気をつけました。
ユア:私も優しい微笑みが一番のポイントだと思います。自分も知らないうちに酔ってしまった仄かな香水と同じように、徐々に染まっていく姿を想像しました。パフォーマンス的な部分でも、もう少し余裕のある姿を強調し、成熟した感情の変化を表そうと頑張りました。
―メンバーが好きな香りは?香りについての良い思い出、または思い出があればお願いします
ヒョジョン:私は、出来立てのパンの匂いがとても好きです。普段からパンが好きすぎて、パン屋さんの前を通る時にパンの匂いを嗅ぐのも好きでした。私が幼い頃、母が会社帰りにたまにドーナツを買ってきてくれたんです。そのドーナツの箱を開けた時に出てきた匂いから、母の愛を感じた思い出があります。それで今でもパンの香ばしくて甘い香りがとても好きです。
ミミ:季節ごとに特有の香りがあるのですが、その香りが特に好きで、季節が変わり目を感じます。特に夏の香りと冬の香りが好きです。夏は特有の湿った草の爽やかな香り、冬は冷たい空気と乾燥した木の香りがします。自然に感じる本来の香りがとても好きです。
ユア:私は石鹸の香りが好きです。ほかにも素敵な香りは多いですが、石鹸は私が覚えている母の香りなんです。そのせいか、その香りを嗅ぐと子供の頃の記憶が思い浮かぶし、どことなく温かみがあるので好きです。素朴な香りですが、あの香りならではの安らぎを与えてくれます。
スンヒ:小学生の時、放課後に運動場で遊んで日が暮れた頃、家に帰る途中に感じる香りがありました。具体的にどのような香りか説明できませんが、赤い夕焼けの風景に合った、仄かで余裕のある香りです。その香りをかぎながら家に帰るのがとても好きだったのですが、今は思い出のみが残っていますね(笑)。
ジホ:私はムスクの香りが好きです。重みがあるのに軽くて爽やかな香りなので、奥ゆかしくて魅力的な香りだと思います。元々一番好きな香りでしたが、今回のアルバムのティーザーで私がムスクの香りに登場するので、個人的に本当に嬉しくて気に入っています。ムスクの香りがしたら私のことを思い出してくれたら嬉しいです。
ユビン:元々ちょっと重たい香りが好きなんですけど、最近は春になったからか季節に合ったフローラルの香りが好きです。実際、お花みたいに爽やかでありながらも柔らかく、暖かい気持ちのまま一日が終わるような気分です。また、今回のアルバムにも似合うと思うので余計に好きです。
アリン:私はココナッツの香りが大好きです。幼い頃からココナッツの香りがするクリームの香りを嗅ぐと、旅行に来たようなワクワクした気持ちになれるんです。ココナッツ特有の甘い匂いは、温かくてエキゾチックな本当に魅力的な香りだと思います。
―カムバックごとに新しい姿を披露している。OH MY GIRLが毎回新しい姿を披露することができる理由は?
ミミ:OH MY GIRLはいつも新しいものを受け入れる準備ができています。メンバーも皆、挑戦を恐れるのではなく『OH MY GIRL』の色をそのまま持ちつつ、新しいコンセプトを受け入れることにフォーカスします。だから、さまざまな姿を違和感なくOH MY GIRLなりにお見せできていると思います。
アリン:私たちは多彩な魅力をお見せしたいという思いが一番大きいと思います。私たちがずっとやってきたコンセプトもいいですが、「OH MY GIRLにこんな一面もあったんだ」という姿もお見せしたいんです。だから、いつも新しい姿を見せようと努力もするし、何よりメンバーがどんな曲であっても完璧にやりきってしまうんです。
―もうすぐデビュー7周年。ガールズグループとして長い経歴があるが、OH MY GIRLの音楽は新鮮だという評価が多い。その理由は?
ユビン:多くの方がそう言ってくださって本当に感謝しています。アルバムごとに色んな姿をお見せするためにたくさん悩みますが、その姿を良く思ってくださっている気がします。OH MY GIRLは、流行よりも私たちが一番よく見せることができるもの、OH MY GIRLならではのことをやり遂げる方が合うと考えているので、新鮮だと思ってくださるようです。
ジホ:私たちは少しずつ有名になっていったので、私たちを知ったばかりの方も多いんですよ。だから、OH MY GIRLをもっと新鮮に思ってくださっているみたいです。それが私たちの長所だと思うので、7年目ですが私たちもいつも新しい気持ちでステージを準備しています。
―新しいアルバムに収録された歌の中で一番好きな歌詞とその理由は?
ミミ:私は『Dear rose』という曲で「君にあげたいものがあるんだけど、プレゼントするチャンスをちょうだい」という歌詞が心に響きました。生きているとプレゼントしたいものがあってもあげられない時があるんです。その時はすでにタイミングを逃してしまったのかもしれません。そばにいる時、もっと大切にしないといけないという気持ち、もっと大切にしようという気持ちが共感できるのでとても好きな歌詞です。
ユア:私は『Real Love』の「ピンク色に光る空を借りて」という歌詞が大好きです。恋に落ちた人だけが見る景色だと思います。歌詞のようにピンク色に染まった空を想像してみると、本当にロマンチックで言葉では言い表せない気分になりました。今回の『Real Love』の全体の雰囲気を一言でよく表現したと思う歌詞なので、一番好きです。
スンヒ:難しいですが、一つだけ選ぶとすれば『Eden』の「我慢しないでcry cry」という歌詞ですね。いつも前向きで明るく過ごそうとしても、生きているといつも明るく笑うわけにはいかないでしょ?泣きたい時は思いきり泣いて、悲しい時は思いきり悲しんでほしいというメッセージが込められている歌詞なので私自身にもそうだし、親しい人にも伝えたい言葉です。
アリン:私は『Dear Rose』で「奇跡はすべての場所にある」という歌詞が一番好きです。ミラクル(ファンクラブ)に会ったときに、OH MY GIRLが感じる最大の感情ではないかと思います。いつも私たちを一途に愛してくれるファンの方々がいるおかげで、OH MY GIRLでいられることができます。OH MY GIRLの世界はミラクルであふれていて、そんな意味がよく盛り込まれている歌詞だと思うので本当に好きです。
―3年ぶりのフルアルバムなだけに気持ちを込めて準備したと思う。今回の活動にあたって最も気を遣った部分、最も見せたい部分はどこか
スンヒ:フルアルバムなので曲やアルバム全体の完成度についてもかなり気を使いましたが、何よりも「OH MYGIRLが本当に伝えたいことは何だろう」についてすごく悩んだと思います。私たちの色で埋めつくしたかったので、そこに集中しました。今回のアルバムに収録されているOH MY GIRLだけの話をお見せしたかったんです。
ジホ:3年ぶりのフルアルバムなので、前回のアルバムよりはるかに成長したOH MY GIRLの姿を詰め込みたかったんです。実力的な部分やコンセプトでもOH MY GIRLの成熟した魅力をお見せしたかったので、いろいろな方面で気を使いました。何よりボーカル、ダンス、表現力など実力的な部分でさらに成熟した姿をお見せするために努力して、多彩なジャンルがこなせるということを見せたいです。
―メンバー全員がしっかりとしたボーカルの実力を持っている。OH MY GIRLが持つボーカルの強みはなにか。
ヒョジョン:メンバー一人ひとりが違う声、歌い方があります。特徴も個性もはっきりしていて、声を聞くだけで誰の声なのかわかります。そのため曲のどこに焦点を合わせるかによって、より楽しめるでしょう。だからもっと色々なコンセプトの曲を上手く歌いこなせるようになりたいです。
ユビン:私もそう思います。柔らかい音色のメンバーもいれば、少し重くて強い音色を持ったメンバーもいます。いろいろなボーカルが集まっていますが、その声が一つに混ざって美しいハーモニーを作り出すというのが、本当にOH MY GIRLならではの強みだと思います。各自の明確な特徴は生かし、お互いに足りない部分は補いながらバランスよく曲の中に溶け込むので、曲の表現力や完成度もさらに高くなるんだと思います。
―デビュー当時から今までを振り返ってみると、音楽、ステージ、内面でどのように成長したと思うか。
ユア:音楽的な部分や実力的な部分でも成長しましたが、何よりも一番大きいのは自分だけのスピードを知ったことが一番の成長だったと思います。遅いときもありますが、それでも自分のペースでゆっくり進めば良いということを知りました。これからは、大変なことがあっても諦めずに「大丈夫!」と自分自身を励ましながらコツコツ努力していけば、もっと良い日が来ることを知ったので、内面的に強くなれたと思います。
ミミ:私は感謝の気持ちを分かるようになったのが一番の成長だと思います。デビューできて、OH MY GIRLのメンバーとして活動して、ミラクルに出会えたことへの感謝の気持ちを知り、一瞬一瞬、ベストを尽くすようになりました。こうして感謝の気持ちを持つことができたからこそ、成長した姿で恩返しするために、音楽に対する態度や表現する実力も成長できたと思います。これからもっと素敵な人になるために頑張ります。
―国内外の音楽ファンとミラクルに一言。
ヒョジョン:いつも応援してくださるミラクルがいるので、私たちはもっと頑張れます。本当にすべての瞬間がありがたいです。OH MY GIRLを愛してくださるすべての方々がいるから、私たちも存在できると思います。送ってくださった熱い愛とエネルギーの何倍ものお返しができるOH MY GIRLになります。ありがとうございます!
アリン:いつも私たちOH MY GIRLの音楽を聞いて大きな愛を送ってくださりありがとうございます。これからもその期待に応えられるよう、OH MY GIRLだけがお見せできる音楽を聞かせられるよう、一生懸命努力します。いつも明るいエネルギーを伝えるので、期待しててください!
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