パク・ユチョンの所有する高級オフィステルが、競売に出た。
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パク・ユチョンは去る6月14日、麻薬使用の容疑で懲役1年6カ月を求刑された。
韓国の裁判所競売専門企業GGAuctionによると、裁判所が最近、パク・ユチョンの所有したソウル江南区三成(サムソン)洞のオフィステル「ラテラス1302号」に対して競売開始決定を下したという。
“オフィステル”は、韓国の住居形態の一つで、高層ビルのうち低層階が商業施設、高層階が住居となる構造がほとんど。オフィス+ホテルから成る造語が定着した。
当該のオフィステルはメゾネットとなっている。パク・ユチョンが去る2013年10月に購入し、拘束される前まで居住していた場所だ。国土交通部実勢価格公開システムによると、2017年8月に類似面積(200平方メートル)の物件が35億ウォン(約3億5000万円)で売買された。
競売の申請を行ったのは某貸金業者で、11億3284万ウォン(約1億1328万円)の請求額を有する債権者だ。パク・ユチョンのオフィステルには、このほかにも多数の債権債務が絡んでいることがわかった。現在、金融企業各所で計30億ウォン(約3億円)を超える根抵当権が設定されており、三成税務署と江南区が差し押さえをかけている状態だ。
さらに、去る3月にある女性がパク・ユチョンを告訴して取り上げた1億ウォン(約1000万円)の差し押さえまで追加され、登記謄本上、債権総額は50億ウォンを超えるという。
裁判所は各債権者に催告書を発送して鑑定評価命令を下しており、鑑定評価及び現状調査、物件明細書の作成などの各種手続きがこれから行われる。手続きには少なくとも6カ月の期間を要し、初入札の開始は年末となる見通しだ。
GGAuction側は、「請求額が10億ウォン(約1億円)を超えている状態であるため、競売が取り下げられる可能性は低い。債務者のパク・ユチョン氏は現在経済活動が不可能であり、債務返済及び債権者説得のための努力も不可能であるため尚更だ」と伝えている。
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