女優のイ・ヨンがNetflixシリーズドラマ『未成年裁判』で圧倒的な存在感で全世界を魅了している。
2月25日に公開された『未成年裁判』は、少年犯を“嫌悪する”判事シム・ウンソク(演者キム・ヘス)が、地方裁判所少年部に赴任しながら向き合うことになる少年犯罪と、彼らを担当する判事たちの物語だ。
3月2日のOTTランキング集計サイト「フリークス・パトロール」によると、『未成年裁判』は2月26日から香港と日本で9位にランクイン。韓国では2月26日に2位、27日~3月1日には1位となった。
Netflixのテレビ番組部門で世界TOP10入りしてから、瞬く間に口コミが広がり、国内外をにぎわせている。特にシンガポール、ベトナム、タイなどアジアでは、1位となった。
『未成年裁判』は、少年犯罪と少年犯たちに関する話をバランスの取れた視点で扱い、それぞれ異なる信念と主観を持つ4人の判事の話を通じて、韓国社会の現実と進むべき方向について考えさせられる場面が多くある。
特に第1話で男子生徒のペク・ソンウ役で、とてつもない緊張感を与えたイ・ヨンに対する反応が全世界で盛り上がっている。
イ・ヨンが演じたペク・ソンウは、満13歳の未成年者で、触法少年に該当する人物。何食わぬ顔で自分が殺人事件の加害者であることを自白するペク・ソンウの姿で登場したイ・ヨンは、第1話から視聴者に衝撃を与えた。
特にイ・ヨンは、感情を隠したまま笑っていただけのペク・ソンウが、真実を明らかにしようとするシム・ウンソクと対立する過程を冷たい目で表現する一方、シム・ウンソクの鋭い質問によって、怒りと苛立ちを募らせるペク・ソンウの急激な心理変化を詳細に描き出した。
さらに、短いヘアスタイルで中学生として、そして少年としてペク・ソンウのキャラクターを違和感なく演じたイ・ヨンに熱い関心が寄せられている。
イ・ヨンは、多くの独立短編映画に参加し、抜け目のない演技力で経験を積んでいる実力派新人だ。
第26回釜山国際映画祭で「ワイドアングル~韓国短編コンペティション」部門に選ばれた映画『亀が死んだ』(原題)をはじめ、「韓国映画の今日~ビジョン」セクション部門に選ばれた出演作映画『絶海の孤島』(原題)では、キャラクターの固い意志をリアルに伝えるため、剃髪を敢行するなど果敢な行動を見せ、忠武路(チュンムロ)の期待株として浮上した。
また、Netflixシリーズのドラマ『D.P. -脱走兵追跡官-』では主人公アン・ジュノ(演者チョン・ヘイン)の妹アン・スジンとして、現実味のある演技を見せている。
多彩なキャラクターに挑戦し、演技の幅を広げているイ・ヨンは『未成年裁判』を通じてキム・ヘスやキム・ムヨル、イ・ソンミン、イ・ジョンウンといったベテラン俳優の間でも劣らない演技力を証明した。
今後イ・ヨンがどこまで成長するのか、期待が集まる。
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