動物虐待議論に包まれた韓国KBSの時代劇ドラマ『太宗イ・バンウォン』(原題)が、2週連続で放送を中断することとなった。
【画像】ワイヤーで足を縛り転倒させて落馬シーンを撮影、大炎上
1月21日、『太宗イ・バンウォン』の関係者は、「最近浮上した議論によって来る1月22日と23日に放送予定だった第13、14話の放送中断を決定した」と明らかにした。
また「当初、旧正月(2022年は2月1日)を控えてスペシャル放送で代替編成予定だった1月29日と30日の放送も休む計画」と伝えた。
先立って去る1月17日に放送された『太宗イ・バンウォン』第7話、イ・ソンゲ(演者キム・ヨンチョル)が狩り中に落馬事故に遭うシーンを撮影する過程で、ワイヤーで馬を強制的に転倒させる映像が公開され、動物虐待議論が浮上した。
落馬事故シーンの撮影の際、馬の首が90度に曲がり、その馬は撮影から1週間後に死亡したことがわかった。
これと関連して、KBS側は「責任を深く痛感する」と謝罪したが、批判の声は激しくなっている。
韓国大統領府ホームページに設置された国民請願掲示板にも、『太宗イ・バンウォン』の廃止を要求する請願が上がり、1月21日11時30分基準、4万人余りの賛同を得た。また女優コ・ソヨン、キム・ヒョジン、コン・ヒョジンなど有名芸能人もSNS投稿を通じて、残念さを伝えた。
なお問題のシーンが盛り込まれた『太宗イ・バンウォン』第7話は、KBSホームページをはじめとするオンライン動画サービス(OTT)で視聴することができなくなっている。
■【画像】ワイヤーで足を縛り転倒させて落馬シーンを撮影…韓国ドラマ側に非難殺到
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