自分が芸能界引退を決意したきっかけとして、「既婚男性俳優から肉体関係を要求されたから」と暴露した女優ホ・イジェが、その暴露に関する立場を明らかにした。
10月6日、ホ・イジェは自分のYouTubeチャンネルに、「こんにちは、ホ・イジェです」というタイトルの5分30秒ほどの動画を公開した。
動画で彼女は、「最後まで（既婚男性俳優の）実名を言及しないと失望した方もいて、私の言葉を事実ではないと疑う方もいる。たくさん悩んだが、深夜3時に動画を出すことになった」と切り出した。
続けて「ひとまず私が相手の実名を挙げない最も大きな理由は、訴訟問題のため」とし、「あの当時の私は若かったため、どうやって対処すればいいのかわからなかった。それで録音記録などもない。ただ私は、自分に起きた出来事をそのまま、最大限に純化して編集して後悔しただけだ」と説明した。
つまり、既婚男性俳優からの“要求”があったことは事実だが、証拠がないため、実名を挙げると名誉毀損などで訴えられる可能性が高いということだろう。
ホ・イジェは「私の話がどれだけ慎重になるべきかを知っているため、この間、連絡をくれた記者の方や放送関係者の方たち、心配してくれる知人の連絡すらも避けてきた。あのときに受けた私の傷を証明するために、相手と闘う苦痛を再生産することが怖いことも事実だ」と、現在の重い心情を明かした。
そして「私のせいで、濡れ衣で言及されてしまった俳優の方に電話して、申し訳ないと謝罪を伝えた。勇気を持って闘うことができない、臆病な私に失望された方がいるのであれば、申し訳ないと伝えたい」とし、「今日であの人と関連した話や映像は最後になると思う。今後はもう少し明るく、肯定的な話、コンテンツで帰ってくる」と伝えた。
先立ってホ・イジェは9月10日、CRAYON POP出身ウェイのYouTubeチャンネルに出演した。久しぶりに姿を現したホ・イジェは同日の放送で、自分が引退した理由を「既婚男性俳優に肉体関係を要求されたから」と暴露した。
ホ・イジェによると、作品でパートナーだったその俳優は、最初は良くしてくれたが、ある日、「君はなぜオッパ（お兄さん、ここでは“自分”のこと）に休みの日に連絡をしないのか？」と質問してきて、「時間がない」と答えると、以降は撮影現場で「おい、この×のような×よ。この×××よ」と毎日のように暴言を吐いたという。
当時のドラマ監督は、ホ・イジェを呼び、その俳優が怒る理由について「あいつは君を性的に考えているが、君がなびかないから高圧的に、怖がらせてなびくようにしている」と説明したそうだ。
続いてホ・イジェは「控室に行ったら既婚俳優が突然、声を柔らかくして“人々が僕たちのドラマを見て、君と僕が恋人関係のようではないと言っている”と話してきた。“申し訳ない”と言ったら、“男女の関係を恋人関係のようにするためには、どうすればいいかわかるか？ 一緒に寝る必要がある”と言われた」と告白し、衝撃をもたらした。
その後、オンラインを中心に“既婚男性俳優”とは誰なのかという議論が続き、韓国メディアを巻き込んで大きな騒動となっていた。
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