“カンヌの女王” チョン・ドヨンの帰還に熱い期待が注がれている。
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韓国JTBC10周年特別企画ドラマ『人間失格』(原題)が8月17日、チョン・ドヨンの場面写真を公開した。人生の下り坂で向き合った喪失や不安な感情を、丁寧に演じてくれるチョン・ドヨン姿が待ち遠しい。
『人間失格』は、何も出来ないまま人生の道に迷った40歳の女・ブジョン(演者チョン・ドヨン)と、何もできない自分自身を恐れる27歳の男・カンジェ(演者リュ・ジュンヨル)の物語を描く。激しい闇の前で向き合った2人の男女の心染みる癒しと共感の物語だ。
何よりもチョン・ドヨンが5年ぶりのドラマ復帰作として選んだ作品であり、映画『八月のクリスマス』『春の日は過ぎゆく』『世宗大王 星を追う者たち』などを演出したホ・ジノ監督と、映画『建築学概論』『ソウォン 願い』などを手がけた脚本家のキム・ジへが意気投合したことで早くも話題を集めている。
公開された写真に写るチョン・ドヨンの乾いた目つきは、彼女が演じるブジョンの厳しい現実をうかがわせる。
良い作家になりたいという夢をあきらめ、ゴーストライターになる現実を選んだブジョン。そんな彼女がなぜか“家政婦”になった姿も好奇心をそそる。一方、唯一の支えである父・チャンスク(演者パク・インファン)を見つめるブジョンの顔からは薄い笑みが。誰かの妻、娘、そしてゴーストライターという役割の中、自分の姿を失いつつあるブジョンの物語が気になるところだ。
チョン・ドヨンは『人間失格』への出演を決めた理由について次のように語る。
「何者にもなれなかったブジョンと、何者にもなれそうにないカンジェ、この2人の話が気になった。愛に対する話でもあるが、人に対する話に共感した。ブジョンは生と死の境界にある危険な人物。なぜこんなに痛くて苦しいのか、ブジョンの感情に『どうして?』という疑問を持って答えを探していくことが最も大事だと思った」
チョン・ドヨンの渾身の演技を堪能できる『人間失格』は、韓国JTBCにて9月4日22時に放送開始予定。
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