KARA出身の故ク・ハラさんを暴行、脅迫した容疑で懲役1年の実刑が確定した元恋人、チェ・ジョンボム氏が、自分に対する悪質コメントの投稿者たちを相手に提起した訴訟で敗訴した。
ソウル中央地方裁判所・民事37単独は7月1日、チェ氏の個人情報などが盛り込まれたオンラインコミュニティで悪質コメントをつけたA氏など9人の投稿者を相手にチェ氏が提起した損害賠償請求訴訟で、原告の敗訴を言い渡した。
裁判所は「A氏らのコメントの表現が社会的に良くなく、不適切だったと評価できたとしても、チェ氏の人格的な価値に対する社会的評価を低下させる不法行為だと見ることは難しい」とし、すべての請求を棄却した。
先立って今年3月、チェ氏は自分を批判するコメントを書いた投稿者6人を相手に損害賠償請求訴訟を行い、1人が30万ウォン(約3万円)の支払いを命じられるなど、一部勝訴したことがある。裁判所は「記事の内容と関係なく、チェ氏の見た目を侮辱したり、嘲笑したりする表現を使った」として、30万ウォンの損害賠償の責任を認めた。他の5人については棄却された。
なおチェ・ジョンボム氏は、2018年9月当時交際中だったク・ハラさんの腕や足などに打撲傷を負わせ、「性行為の動画を流す」と脅迫した疑い(傷害・脅迫)などで、2020年10月の最高裁で懲役1年の実刑判決を言い渡された。ただ違法撮影の容疑については無罪となった。
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