6月27日に最終回を迎えたtvNドラマ『Mine』でハン・スヒョク役を演じた俳優チャ・ハギョン(VIXXのN)が、感想を伝えた。
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チャ・ハギョンは劇中、変化していくスヒョクの内面を繊細に演じている。財閥3世として決まった人生を強要する家族の前では断固として鋭い姿を見せる一方、キム・ユヨン(演者チョン・イソ)に対する気持ちに気づいた後は揺れることなく前に進み、優しくて温かい魅力を披露した。
実の母親との悲しい別れを経験し、家族からの温もりを知らずに育ったスヒョクが、後継者継承を拒否し、自ら望んだ人生を選んでいく過程を柔軟に描きながら存在感を放った。
チャ・ハギョンは所属事務所51Kを通じて「除隊して久しぶりに出演した作品なので特別な感じだったが、『Mine』を撮影した4カ月間たくさん学び、大先輩たちと一緒にたくさん笑ったりしてとても幸せだった。ドラマ『Mine』を愛してくださってありがたいし、今回のドラマを通じて学び感じたことを忘れず、俳優チャ・ハギョンのMineを探して埋めていきたい」と、感謝の言葉を伝えた。
以下、チャ・ハクヨンとの一問一答。
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──『Mine』の撮影を終えた感想は?クランクインが昨日のことのようだが、もう4カ月が経って最終回だなんて、とても名残惜しい。除隊してペシャルドラマ『ザ・フェア』に出演してから、初の復帰作だったので特別な感じだったが、大先輩たちと一緒にやりながらたくさん学び、温かい現場だったので幸せだった。最終回までスヒョクを愛してくださった方々の応援を受けたので頑張って撮影を終えることができた。これから俳優としてさらにすてきな姿をお見せできるよう、もっと努力して勉強したい。ドラマ『Mine』を愛してくださった視聴者の方々に心から感謝します。
──チャ・ハギョンが考えた「ハン・スヒョク」はどんな人物だったか。役作りのために準備したり、演技をする際に重きを置いた部分は?側から見るとすべてを持っているような財閥3世だが、与えられた人生に安住することなく、自分が本当に望む人生とは何か、自分の「Mine」を探すために前に進む人物だ。ユヨンが好きな気持ちだけでなく、グループの後継者になった時に本当に幸せなのかを考え、誰が何と言っても信念を貫く彼の「大人らしさ」は、母親と死別を経験した経験からのものではないかと考え、役作りをしていった。
スヒョクが持つ孤独で複雑な内面をどう表現すればいいか悩んだが、やはり孤独に育ったキャラクターなので、少し鋭くて冷たいイメージに見えるのが正しいと思い、撮影前から撮影を終えるまでもダイエットと運動に励んだ。
──『Mine』を通じて、俳優としてぜひ見てもらいたかった部分は?久しぶりの撮影現場で、すごい大先輩の方々と一緒に演技しながら、迷惑にならないと同時に自分のペースを失わず、うまくやりこなしたかった。劇中の人物と一緒に笑ったり怒ったり、泣いたりしながら、「役柄=自分自身」になる俳優になりたいと思ったので、視聴者の皆さんに一瞬でもチャ・ハギョンではなく、ハン・スヒョクとして映ってほしかった。
やはりパク・ウォンスク先生とキム・ソヒョン、パク・ヒョックォン先輩など大先輩たちとのシーンが多かったが、先輩たちがいつも明るい雰囲気をリードしてくださったので、たくさん学びながら楽しく撮影した。本当に感謝してる。
──自身が考えるキャラクターとのシンクロ率は?チャ・ハギョンとハン・スヒョクの似ている部分と違う部分は?序盤のシンクロ率は高くなかったと思う。僕は末っ子だし、家族に愛されながら育ったが、スヒョクは実の母親と離れ、幼い頃から一人で留学しながら孤独に育った人物だったので、実は共感するポイントは多くなかった。
ユヨンに出会ってからスヒョクも成長して変化を見せるが、自分が正しいと思う道を粘り強く歩く部分は、僕と似ているなと思った。
──撮影中、最も記憶に残るエピソードは?家族が集まって話し合うシーンが多かったので、ダイニングホールで先輩たちと一緒に撮影する日が多かった。家に戻ってきたスヒョクが家族の前で祖父の意向に従わないとはっきり明かし、自分の持分をすべてソヒョンに譲渡すると言うシーンを撮った時、スタジオ内がやけに暑かった。
だから休憩時間に携帯扇風機をつけたら、先輩たちがそれぞれ持っていた扇風機を全部取り出して僕の前に置いてくださって、慌てたことが記憶に残る。ありがたかったけど、当惑したせいかさらに汗をかいて慌てた僕を見て大きく笑っていた先輩たちの姿が今でも目に焼き付いている。
先輩たちのおかげでいつも現場が和気あいあいとした雰囲気だった。それだけ先輩たちが支えになったし、時間が経つほど感謝の気持ちが大きくなっている。
──俳優のチャ・ハギョンにとって『Mine』は、どういう意味として残ると思うか。励ましの言葉を惜しまなかった先輩たちのおかげで、一段と成長することができ、多くのことを学んだ作品だ。僕が望み、守りたい「Mine」とは何だろう?スヒョクを演じながら自分もたくさん考えたが、時間が経ってもっと大人になったチャ・ハギョンとしてもう一度スヒョクに会えば、もっと多くの話ができるんじゃないかと思ったりもした。それほど愛おしい作品だ。
──今後、挑戦してみたいジャンルや役割は?機会があれば時代劇に挑戦してみたい。最近『賢い医師生活』も楽しく見ているので、医者や専門職のキャラクターも、機会があれば演じてみたい。
──最後に『Mine』を最後まで見守ってくだれた視聴者にメッセージをお願いします。ありがとうございます。スヒョクを応援して見守ってくださった方々のおかげで、初心を忘れずに最後まで一箇所を真っ直ぐ見つめることができました。自分の選択を信じて前に進むスヒョクを作り出すことができました。今回のドラマを通じて学び感じたことを忘れず、俳優としての「Mine」を見つけて埋めていくチャ・ハギョンになります。改めて、心から感謝申し上げます。
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