国際指名手配中とされる『きみはペット』女優ユン・ジオ、韓国に送還?生配信する余裕も

2021年01月27日 話題

チャン・グンソクの主演映画『きみはペット』などに出演した女優ユン・ジオの韓国送還のために、韓国法務部がカナダ司法当局に犯罪の故意性を補完する証拠資料を渡す予定であることがわかった。

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2009年の“チャン・ジャヨン事件”の情報提供者として注目されたユン・ジオは、証言者保護のための非営利団体を作るとして後援金を集めたが、名誉毀損・詐欺などで告訴・告発され、2019年4月、カナダに出国した。

“チャン・ジャヨン事件”とは、女優チャン・ジャヨンが2009年3月、起業家や大手新聞社関係者、芸能事務所関係者らに性的暴行を受けたと暴露してこの世を去った事件のこと。当時、韓国芸能界を揺るがす特大スキャンダルとなったが、調査もまともにされず、真相が明らかになることはなかった。

ユン・ジオは自らを“チャン・ジャヨン事件”の唯一の証人と主張し、書籍まで発表するなどして大きな注目を集めたことで知られる。

カナダでのんびり生活、生配信も

(画像=アフリカTV)ユン・ジオ

韓国国会・法制司法委員会所属のチョ・スジン議員が1月26日に公開した法務部の資料「ユン・ジオ犯罪人、引渡し進行経過」によると、法務部はユン・ジオについて「2019年4月、後援金を集めると嘘をつき、約1億7000万ウォン(約1700万円)を騙し取った」と認識しているという。

法務部は、事件の経過について①2019年11月に逮捕状を発行、②2020年2月に法務部がカナダに犯罪人の引渡しを請求、③2020年10月、カナダの補完要請(犯罪人の故意を補完する証拠など)の順に列挙した。今後の計画について「ソウル中央地検と協議し、カナダの補完要請に対応する予定だ」と付け加えた。

ユン・ジオについて韓国の警察は、インターポール(国際刑事警察機構)を通じて国際指名手配中と明らかにしたが、当の本人はSNSに日常写真を公開したり、インターネット生配信を行ったりと、カナダでのんびりとした生活を楽しんでいる。

特にユン・ジオは2020年12月、YouTubeに「キム・オジュンさん、いつも応援している」という動画を上げ、SNSに誕生日を祝う映像を投稿したりもした。ユン・ジオはYouTubeチャンネル「ユン・ジオomabell」に動画を公開し、『タンジ日報』キム・オシュン総帥と『タンジ日報』が送ったプレゼントを取り出し、「『タンジ日報』は愛だ。大変なときに大きな慰めと励ましをくれた。忘れていない」と述べた。

また去る1月4、5日にもアフリカTVで配信を行ったのだが、「国際指名手配中なのに配信していて大丈夫なのか」という質問に、「韓国が申請したが、受け入れられなかった。国際指名手配はテロリストなどが対象になるが、私は対象自体にもならず、申請が承認されなかった」と主張した。彼女は「正義は勝つということを見せてあげたいが、どうすればいいかわからない」とも述べた。

前出のチョ・スジン議員は、「法務部はキム・ハクウィ元法務次官の違法出国禁止疑惑を暴露した通報者には、機密漏洩で告発を検討するとしながら、詐欺疑惑を受けるユン・ジオさんは出国させ、現在まで送還できないでいる」と指摘した。

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