ドラマ『私の夫と結婚して』で“クズ夫”役を見事に演じた俳優イ・イギョンが、AIによって捏造された私生活の噂をめぐり、再び渦中に立たされている。
いったんは“ハプニング”として収束したかに見えたこの件が、バラエティ番組『何をして遊ぶ?』(原題)の放送休止にまで波及し、注目を集めている。
韓国MBCのバラエティ番組『何をして遊ぶ?』は10月30日、思わぬ形で騒動に巻き込まれた。11月1日の本放送が休止されることに関連し、「過去2週間の収録がキャンセルされたのは、出演者イ・イギョンの私生活をめぐる騒動が原因だ」という一部メディアの報道が出たためだ。
しかし、『何をして遊ぶ?』側の関係者はこれについて、本サイト提携メディア『OSEN』に対し、「今週の本放送が休止されるのは事実だが、最近の収録キャンセルとは関係がない。休止はMBCがAPEC(アジア太平洋経済協力)首脳会議のニュース特報の中継によるものであり、出演者の私生活問題とは無関係だ」と公式立場を明らかにした。
 
実際、イ・イギョンは最近、私生活をめぐる論争に巻き込まれたが、それはネットユーザーがAIで捏造した内容を拡散したものだと判明し、衝撃を与えた。これを受け、10月25日に放送された第303回『何をして遊ぶ?』では、イ・イギョン出演部分が編集されることなく放送された。
さらに番組側の関係者は、「番組の特性上、収録は基本的に毎週木曜日に予定されているが、これまでも柔軟に進行してきた。最近の収録キャンセルは、放送休止が決定されたことに伴う措置であり、出演者の論争とは全く関係がない」と説明した。
また、「現在進行中の“インサモ(人気のない人々の集まり)”プロジェクトに合わせて、既存の収録分を含め、今後の放送は通常どおり行われる予定だ。来週の収録も予定通り進行する」と強調した。
先立ってイ・イギョンは、ファンだと主張するネットユーザーA氏から、SNS上で性的な会話を交わしたなどと暴露され、性的犯罪をほのめかすスキャンダルに巻き込まれた。
 
しかし「ドイツ人」を名乗るA氏が文脈的に不自然な韓国語の表現を多用し、投稿内容が混乱を招いたうえ、ブログやX(旧Twitter)に暴露文を投稿しては削除を繰り返すなど、信憑性を欠く行動を取った。
さらに所属事務所は、これまでも同様の脅迫的事例があり、虚偽の内容に対する謝罪を受けたが同じことが再発したため、法的対応を決定したと発表した。
その後、A氏は暴露文がAIによって作成された“捏造投稿”であることを認め、イ・イギョンをめぐる噂は最終的にハプニングとして幕を下ろした。
それでも、何ら落ち度のないイ・イギョンが再び騒動に巻き込まれる形となり、AIデマの深刻な影響を浮き彫りにした。
(記事提供=OSEN)
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