日本でリメイクされたドラマ『私の夫と結婚して』でブレイクした女優ソン・ハユンに対し、学生時代の校内暴力加害疑惑を最初に提起したA氏が、ソン・ハユン側が提案した入国経費支援を拒否した。
A氏は8月22日、オンラインコミュニティを通じて「私は今すぐ法的に今すぐ韓国を訪れる必要がある状況でもなく、この事件解決のために無理に韓国に行く価値もない」とし、「私が費用補填を先に要求したこともないし、後日韓国を訪れる状況になればそのときに調査に出席すればよい」と述べた。
先立ってA氏は8月21日、「ソン・ハユン 法律事務所相手公開法的対応立場文」というタイトルの文章を掲載し、ソン・ハユンを無告罪、情報通信網法上の名誉毀損、刑法上虚偽事実摘示による名誉毀損、強要罪などの容疑で告訴する予定だと明らかにした。また、この事件解決のために韓国に入国する予定であり、8月25日に第4次立場文を公開するとしていた。
これに対し、ソン・ハユン側の法律代理人である法律事務所ジウムは「A氏が速やかに帰国し調査を受けられるよう、航空料、ホテル費、交通費など経費一切を支援する予定だ」とし、「入国以後に提起された主張について事実関係を一つ一つ検証し対応する準備をすでに整えている」とした。
しかしA氏は「ソン・ハユン側はまるで(費用負担が)全額であるかのように表現したが、実際は一部精算にすぎない。私が負担しなければならない損害はソン・ハユン側の支援予定額より少なくとも6倍は大きい」とし、「誤解が生じる可能性があるため、この提案を拒否し、自費で韓国に入国して調査に誠実に協力する」と伝えた。
さらに「互いに論点をそらさず、ソン・ハユン側が“校内暴力や強制転校はなかった”と主張している以上、事件資料を通じて事実関係を明確にできるだろう」と付け加えた。
ソン・ハユンの校内暴力加害疑惑は2024年4月、韓国JTBCの時事番組『事件班長』(原題)を通じて知られることになった。A氏が情報提供者だった。当時、ソン・ハユン側は「事実無根であり、一面識もない」と否定していた。
8月18日、ソン・ハユンの法律代理人である法律事務所ジウムは「ソン・ハユン氏は7月22日、A氏を情報通信網利用促進および情報保護等に関する法律違反(名誉毀損)および欺罔による業務妨害の容疑で2次告訴した」とし、「名誉毀損のほかにも業務妨害、脅迫罪などの容疑も含めた」と伝えた。
現在、アメリカに居住しているA氏は事件解決のため韓国に入国する予定であり、8月25日に4回目の立場文を公開すると明らかにした。
◇ソン・ハユン プロフィール
1986年12月2日生まれ。本名キム・ミソン。2004年、高校生のときに雑誌モデルとしてデビュー。芸名「キム・ビョル」で活動したが、2012年のSBSドラマ『ファントム』から現在の芸名「ソン・ハユン」に変更した。以降、ドラマ『サム、マイウェイ~恋の一発逆転!~』『恋のプログラミング~ダメ男の見分け方~』『オー!ヨンシム-帰ってきた初恋-』、映画『完璧な他人』などに出演。2024年のドラマ『私の夫と結婚して』で、主人公を裏切る悪役を熱演して一気に知名度を上げた。
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