俳優パク・ソジュンが“親友”ソン・フンミンのトッテナムでのラストマッチに立ち会い、そのフィナーレを華やかに彩った。
8月3日、ソウルワールドカップ競技場で行われたトッテナム対ニューカッスル・ユナイテッドの親善試合では、試合前のキックインセレモニー(始球式)をパク・ソジュンが務めた。
パク・ソジュンとソン・フンミンは親友で知られた間柄だ。パク・ソジュンは以前、ソン・フンミンのドキュメンタリー番組に出演したことがあるほか、今年5月にはスペインで行われたUEFAヨーロッパリーグ決勝のトッテナム対マンチェスター・ユナイテッドを現地観戦。トッテナムが41年ぶり3回目の優勝、ソン・フンミンがキャリア初のタイトル獲得に成功すると、試合後に2人で熱い抱擁を交わす動画を公開し、ファンの注目を集めた。
そして今回、背番号88と自身のイニシャル「PSJ」のネームが入ったトッテナムのユニホームに身を包み、6万4773人の大観衆が見守るなかグラウンドに登場したパク・ソジュン。「このような大きな試合に招待していただき光栄です。最近はドラマ撮影をしながら暑さを身をもって感じていますが、こんなに暑い中でもサッカーに対するファン心と愛情でスタジアムを埋めてくださったファンの皆さんと同じく、自分も一人のファンとして一生懸命応援したいと思います」と力強く伝えた。
そして、10年在籍したトッテナムを今夏に退団する意思を表明したソン・フンミンに向けては、「ソン・フンミン選手の長きにわたるトッテナムでの旅路のおかげで、夜も眠れず楽しくて幸せだった」と感謝を込めたコメントを届け、感動を誘った。
その後、ソン・フンミンに向かってパク・ソジュンがボールを蹴り、キックインセレモニーは終了。2人はがっちりと握手を交わして力強く抱擁し、世界中のサッカーファンに深い友情を伝えた。
この試合は、ソン・フンミンのトッテナムでのラストゲームが母国・韓国で行われるという象徴的な一戦だった。パク・ソジュンもキックインセレモニーを終えた後は現地で観戦を続け、ソン・フンミンの雄姿を見守った。中継に映った際には、世界中の視聴者に向けてカメラに笑顔で挨拶していた。
トッテナムは試合後、パク・ソジュンとソン・フンミンが握手を交わした際の写真を「HMS PSJ」というキャプションとともにクラブ公式インスタグラムで公開。パク・ソジュンとソン・フンミンも共同投稿者として自身のアカウントでも公開し、特別な夜の思い出を振り返っていた。
◇パク・ソジュン プロフィール
1988年12月16日生まれ。韓国・ソウル出身。2011年にB.A.Pヨングクの『I Remember』ミュージックビデオで俳優デビュー。2012年のドラマ『ドリームハイ2』で本格的な演技活動をはじめ、2014年の『魔女の恋愛』で連ドラ初主演を務めた。主な出演作にドラマ『花郎<ファラン>』『サム、マイウェイ ~恋の一発逆転!~』『キム秘書はいったい、なぜ?』、映画『ミッドナイト・ランナー』、『使者』(原題)、『パラサイト 半地下の家族』(カメオ出演)など。2020年にはドラマ『梨泰院クラス』で熱血主人公パク・セロイを演じ、熱い旋風を巻き起こした。
◇ソン・フンミン プロフィール
1992年7月8日生まれ。韓国・江原道出身。身長183cm。サッカー大韓民国代表キャプテン。小学校と中学校ではサッカー部に所属せず、韓国代表経験のある父ソン・ウンジョン氏から直接指導を受けた。2010年にドイツ・ブンデスリーガのハンブルガーSVでプロデビュー。その後、2013年に移籍したバイエル・レバークーゼンで2年連続二桁ゴールを披露し、2015年にプレミアリーグのトッテナム・ホットスパーへと移籍。2021-2022シーズンにアジア人初のプレミア得点王に輝いた。2025年8月2日、10年在籍したトッテナム退団を表明。愛称は「Sonny(ソニー)」。
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