韓国の大ヒット時代劇『トンイ』などで知られる女優パク・ハソンが、“産後うつ”のつらさを吐露し、話題となっている。
6月26日に韓国で放送されたバラエティ番組『離婚熟慮キャンプ』(原題)では、第13期夫婦の家事調査の様子と、第12期夫婦による最終調整の場面が公開された。
今回登場した13期の妻は、日頃から高圧的な口調で子どもを叱る姿が見られた。これに対し、出演者のソ・ジャンフンは「話し方にイライラがにじんでいる」と指摘。妻自身も「元々少し尖った話し方ではあったけれど、出産後によりひどくなった」と認めた。
一方の夫は、「子どもがすぐ泣いたり駄々をこねるたびに、妻がストレスを受けているように見える」と話し、「言うことを聞かないと、すぐ怒るのが問題」と語った。
また妻は、かつて「宝くじ1等が当たる」という甘言に騙され、約1000万ウォン(約100万円)を失ったことも告白。投資詐欺によって引っ越し資金を失ったという。「親の援助金と夫の借入金だったのに、契約の前日にすべてパーになった。離婚まで考えた。それで1カ月は夫にすごく優しくした」と明かし、スタジオの注目を集めた。
そんななか、パク・ハソンが自身の“産後うつ”の経験について語った。彼女は2013年のドラマ『TWO WEEKS』で共演した俳優リュ・スヨンと2017年に結婚し、同年に長女を出産した一児の母だ。
当時を振り返りながら、「全部ホルモンのせいなんです。だからこそ、その時期は夫が本当に頑張って寄り添わないといけない」と語り、「気力だけではどうにもならない。いくら言葉で説明しても理解してもらえなかった」と、もどかしさを明かした。
さらに、「夫が夜に“ちょっと友達に会ってくる”って言ったとき、私はずっと友達に会えていなかったので、急に涙があふれて泣き出してしまった。夫が驚いて“どうしたの?”と聞いてきたけれど、あまりに我慢しすぎて毛細血管が全部破裂していた」と、自身の体験を赤裸々に語った。
(記事提供=OSEN)
◇パク・ハソン プロフィール
1987年10月22日生まれ。2005年にハ・ジウォンの主演映画『ふたつの恋と砂時計』の試写会に足を運んだところをスカウトされ、その年にドラマ『愛は奇跡が必要』に出演してデビューした。当時の年齢は18歳で、スカウト時は高校生だった。その後映画『アパート』『19歳の母』、ドラマ『王と私』などに出演。特に、2010年放送の『トンイ』で演じた仁顕(イニョン)王后は大きな反響を得た。
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