韓国の元アイドル練習生が、数々の契約違反を問われ、裁判所から賠償を命じられた。複数の韓国メディアが報じている。
6月25日、ソウル中央地裁は、元練習生Aに対して500万ウォン(約50万円)を支払うよう命じる判決を言い渡した。
判決によると、Aは2018年6月、韓国の芸能事務所と専属契約を締結。契約書には、収益分配の取り決めのほか、タトゥーや髪型の変更、恋愛、クラブ通い、飲酒、喫煙など、“公共人”としての品位を損なう行為を禁じる条項が盛り込まれていた。これらに違反した場合、1回につき3000万ウォン(約300万円)の違約金を支払うとの規定もあったという。
しかし、Aは契約からわずか数カ月後の同年10月、無断で宿舎を抜け出したうえ、首の後ろに小さなタトゥーを入れていたことが発覚。事務所から警告を受けた。
その後、所属グループのデビュー直前となる2019年6月、Aは最終メンバーから外された。問題行動に加え、他メンバーとの関係悪化も影響したとされている。
事務所側は「契約の解除はAの責任によるもの」として、違約金や将来的な収益損失を含む約8000万ウォン(約800万円)の損害賠償を請求。
裁判所はAの契約違反を認めたものの、「宿舎の無断離脱は1回にとどまり、タトゥーも目立たない小さなものだった」と指摘。違反の程度が重大とはいえないと判断し、賠償額を500万ウォンに制限する判決を下した。
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