NewJeansが所属事務所ADORと法的紛争を抱える中、メンバーのダニエルが日本で開催された時計ブランドのイベントに出席し、注目を集めている。
ダニエルは6月18日、京都で行われたスイスの高級時計ブランドによる新作発表イベントに参加。この場にはADORのスタッフも同行していたとされる。
現在、ダニエルを含むNewJeansのメンバーはADORとの間で法廷闘争の渦中にある。
特にイベント前日の6月17日には、ソウル高等裁判所民事第25-2部が、ADORが申請していた「企画会社としての地位保全」および「広告契約の締結禁止」などの仮処分に対するNewJeansメンバー5人の抗告を棄却する決定を下した。
これについてADOR側は、「ダニエルはブランドアンバサダーとして以前から決まっていたスケジュールを消化しただけであり、これまで広告関連の活動は常にADORのスタッフと共に行ってきた」と説明している。
一方、NewJeansは昨年11月に緊急記者会見を開き、ADORとの専属契約を解除する意向を表明。その後、グループ名を「NJZ」に変更し、独自の活動を開始した。
これに対してADORは、NewJeansのメンバーを相手取り、専属契約の有効性確認と企画会社としての地位保全、広告契約締結の禁止を求める仮処分を申請。裁判所は今年3月、ADORの申請を全面的に認める判断を下した。
NewJeans側はすぐに抗告したが、今回も裁判所はADORの主張を支持した。これにより、NewJeansは最終的な法的判断が出るまでは、独自の芸能活動を行うことができない状況に置かれている。
◇ダニエル プロフィール
2005年4月11日生まれ。本名ダニエル・マーシュ。父はオーストラリア人、母は韓国人の二重国籍。オーストラリアで生まれ、幼少期を韓国で過ごしキッズモデルとして活動した。2012年から再びオーストラリアに生活拠点を移し、2019年に現地で開催されたBigHitエンターテインメント（現HYBE）主催のオーディションに参加。その後練習生となり、2022年にNewJeansのメンバーとしてデビューした。メンバーのなかで最も器用で、絵や料理が得意とも。
■「もはや引き返せない川を渡った」活動できないNewJeans、事務所との和解を拒否
前へ
次へ
