キム・ヘユン、ヘリ、IUに“票数異常”の声も…百想芸術大賞運営は全面否定「不正の痕跡なし」

2025年04月30日 話題

韓国の由緒ある授賞式に不正操作の疑惑が浮上したが、運営側がはっきりと否定した。

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「第61回百想(ペクサン)芸術大賞」の人気賞投票が、不正操作の疑いに包まれるなか、運営元の公式見解により「不正投票の兆候は確認されていない」と明らかにされた。

先立って、4月23日から「第61回百想芸術大賞」の「PRIZM人気賞」投票がスタートした。放送部門および映画部門の候補者の中から、それぞれ男女35名ずつが人気賞候補に選出され、最も多くの票を獲得した男女1名ずつに同賞が授与される仕組みである。

しかし投票開始後、オンラインコミュニティを中心に不正投票の疑惑が浮上した。 女性部門で上位にランクインしているキム・ヘユン、ヘリ、IUの得票数が異常に多いことから、マクロプログラムを用いた不正操作ではないかとの声が広がった。

左からキム・ヘユン、ヘリ、IU
百想(ペクサン)芸術大賞サイトキャプチャ 左からキム・ヘユン、ヘリ、IU

投票締切まで残り2日という時点で、キム・ヘユン、ヘリ、IUはいずれも男女あわせて唯一300万票を超えており、注目を集めた。

4月30日14時30分時点で1位はキム・ヘユンで、得票数は約560万票に達している。3万票前後が最多である他候補と比べ、圧倒的な差だ。加えて、男性部門では1位のビョン・ウソクが100万票を超えているのみで、2位パク・ボゴム、3位チョン・ヘインはそれぞれ51万票、15万票に留まっている。男女間の総投票数の差も顕著で、男性部門が287万票、女性部門は1444万票と、実に5倍もの開きがある。

人気賞の投票は、原則としてPRIZMのアプリに登録した1アカウントにつき1日最大4票まで無料で可能となっており、毎日0時に投票権が再び付与される。また、投票認証ページをシェアすることで1回限り2票が追加付与される仕組みだ。

使い捨てメールやGoogleアカウントなどの制限のない登録も禁止されており、一人が複数アカウントを作成して重複投票することは困難な構造となっている。それにもかかわらず、特定候補の得票数がわずか2日で100万を軽く超えるなど異常な動きを見せたことから、マクロでの操作疑惑が一層深まった。

「キム・ヘユン、IU、ヘリの3人は受賞対象から除外すべき」の声

左からパク・ボゴム、ビョン・ウソク、チョン・ヘイン
(写真提供=OSEN)左からパク・ボゴム、ビョン・ウソク、チョン・ヘイン

特に4月26日には、ヘリの得票数がマクロを使って操作されているように見える映像が拡散され、議論がさらに加熱。「不正投票が疑われるキム・ヘユン、IU、ヘリの3人は受賞対象から除外すべきではないか」との主張も一部であがっている。

こうした状況の中、PRIZM側は4月29日、公式アカウントを通じて人気投票の運営方針に関する案内文を掲載し、マクロ疑惑について説明を行った。

PRIZMは、「百想芸術大賞の人気投票において、公正性と信頼性を最優先の価値としており、次のような運営ポリシーを厳格に適用している」とし、「1アカウントあたり1日最大4票(認証シェア・イベント参加による追加票を除く)を基本原則として運営している。不正な手段であるマクロの使用や、メールアカウントの繰り返し作成後の投票に対しては、システムが登録自体を制限するよう対応している。システムで即時に遮断できないマクロパターンについても、一定時間データを収集・分析した後、自動でアカウントをブロックする運営体制となっている」と説明した。

続けて「現在、コミュニティで拡散されている『マクロ疑惑の映像』は、投票ページではなく、動画そのものの再生速度を人為的に早回しで編集した映像であると確認されており、10秒未満の広告視聴では投票としてカウントされない。技術的なハッキングやマクロによる1アカウントあたり1日4票を超える投票、あるいは広告動画をスキップするなどの不正の兆候も一切確認されていない」と明言している。

さらに「同一IPから複数の新規アカウント作成による投票リクエストが多数発生した場合、ログイン制限やアカウント作成制限などの技術的な防御手段が適用される。Web指紋認証を用いて、同一ユーザーによる短時間の連続登録・ログイン試行は、ファイアウォールレベルで遮断される構造になっている。投票時に表示される広告映像は、暗号化トークンの有効期限チェック機能を活用し、途中での動画終了が不可能となるよう技術的にブロックしている。また、会員登録時のメール認証コードもランダム画像認証システムを導入しており、マクロによる自動登録を防止している」と、不正投票が事実上困難であることを強調した。

最後に、「現在提起されているマクロ投票に関する懸念を重く受け止め、対処体制をさらに強化している。投票締切(5月2日)までの残り期間中、いかなる不正投票も起こらないよう運営ポリシーをさらに厳しくし、より精密な集計プロセスを実施中だ。過去の投票データについても精密分析を行い、技術的にマクロ使用の兆候が少しでも確認された投票は全て無効とする予定だ」とし、「今後もより公正で信頼できる投票環境づくりに最善を尽くし、ファン一人ひとりの大切な声と参加が尊重されるよう努めていく」と付け加えた。

なお「第61回百想芸術大賞」のPRIZM人気賞投票は、5月2日16時まで行われる。 授賞式は5月5日20時から、ソウル・COEX Dホールで開催予定だ。

(記事提供=OSEN)

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