イ・ジュンギの“9000万円超”の脱税問題、法人税か個人所得税か…見解の対立続く「違法行為の指摘なし」【全文】

2025年03月19日 話題

俳優イ・ジュンギが約9億ウォンの“脱税疑惑”について釈明した。

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3月19日、イ・ジュンギの所属事務所ナム・アクターズは「イ・ジュンギは2023年、江南(カンナム)税務署から定期税務調査を受け、税金を課された。課税当局の決定を尊重し、賦課された税金は全額納付した」と公式声明を発表した。

この日、とある韓国メディアは、ソウル江南税務署が2023年にイ・ジュンギとナム・アクターズに対する税務調査を実施し、国税庁が約9億ウォン(日本円=約9260万円)の税金を追徴したと報じた。

税率の差が約20%…租税回避の可能性?

ナム・アクターズはイ・ジュンギ個人ではなく、彼が2014年に父親と共に設立した芸能事務所「JGエンターテインメント」に出演料を支払い、JGエンターテインメントがイ・ジュンギの個人出演料を法人売上として計上し、法人税を納めたことが問題視されたという。

実際、法人税の最高税率は24%である一方、個人所得税の最高税率は45%。この税率の差があるため、イ・ジュンギに租税回避の可能性があると判断されたものと見られる。

これに関連し、事務所は「今回の課税は、税務代理人と課税当局の間で税法の解釈や適用に関する見解の違いから生じたものであり、これまでの課税慣行とは全く異なる決定だった。税務専門家間ではもちろん、学界でもその妥当性について意見が対立している」と伝えた。

続けて、「調査当時、課税当局との争点は、当社とイ・ジュンギ俳優が設立したJGエンターテインメント間の税務計算書の取引が適正かどうか、そしてこの所得をJGエンターテインメントの法人税として見るべきか、それともイ・ジュンギ俳優の個人所得税として見るべきかという点だった。この調査過程で、法人税・所得税の適用に関する観点の違いを除き、イ・ジュンギ俳優に関する他の脱税・所得隠しの事実は指摘されていない」と強調。

さらに、「この決定は、2023年以前の2015年および2019年に実施された定期税務調査では一度も指摘されたことのない事項であり、個人法人を通じた所得および資産管理の慣行について、課税当局や裁判所の既存の判断がないことを考慮し、慎重ではあるが、租税審判院の判断を改めて受けるために審判を請求し、現在審理が進行中」と説明した。

イ・ジュンギ
(写真提供=OSEN)イ・ジュンギ

ナム・アクターズの声明全文は以下の通り。

こんにちは。

ナム・アクターズです。本日報道されたイ・ジュンギに関する記事について、当社の立場をお伝えいたします。

先立ってイ・ジュンギは2023年、江南(カンナム)税務署による定期税務調査を受け、税金を課されました。課税当局の決定を尊重し、賦課された税金は全額納付いたしました。今回の課税は、税務代理人と課税当局の間で税法の解釈および適用に関する見解の相違から生じたものであり、これまでの課税慣行とは全く異なる決定で、この件については、税務専門家の間ではもちろん、学界においてもその妥当性について意見が分かれています。

調査当時、課税当局との争点は、当社とイ・ジュンギが設立したJGエンターテインメント間の税務計算書の取引が適正であるか、そしてこの所得に対する税金をJGエンターテインメントの法人税として扱うべきか、あるいはイ・ジュンギの個人所得税として扱うべきかという点でした。この調査過程において、法人税・所得税の適用に関する観点の違いを除き、イ・ジュンギに関する他の脱税・所得隠しの事実は指摘されませんでした。

ナム・アクターズおよびイ・ジュンギは、今回の税務調査の結果および課税当局の決定を全面的に尊重しております。しかしながら、2023年以前の2015年および2019年に実施された定期税務調査では一度も指摘されたことのない事項であり、個人・法人を活用した所得および資産管理の慣行に関して、これまで課税当局や裁判所の明確な判断がなかったことを考慮し、慎重ではありますが、租税審判院の判断を改めて受けるために審判を請求し、現在審理が進行中です。

イ・ジュンギは税務代理人の助言のもと、誠実に納税義務を果たそうと努めてまいりました。ナム・アクターズおよびイ・ジュンギは、大韓民国の企業として、そして一国民として、法律と手続きを厳格に遵守し、責任と義務を果たしてまいります。

ありがとうございます。

◇イ・ジュンギ プロフィール

1982年4月17日生まれ。2004年に映画『ホテル ビーナス』を通じて役者デビューした。翌年の2005年に公開された映画『王の男』でコンギル役に抜擢、中性的なキャラクターを見事に演じて“イ・ジュンギ旋風”を巻き起こした。日本でもその人気は高く、2006年には日韓合作映画『初雪の恋 ヴァージン・スノー』を通じて宮崎あおいと共演を果たしている。数々の出演作の中でも、韓国で2008年に放送された主演ドラマ『イルジメ~一枝梅』(SBS)は最高視聴率30%超えを記録して大ヒットした。その後もドラマ『麗~花萌ゆる8人の皇子たち~』(SBS)、『無法弁護士~最高のパートナー』(tvN)、『悪の花』(tvN)などの作品で主演を務め、精力的に活動を続けている。

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