韓国人俳優キム・スヒョンが“未成年交際疑惑”で物議を醸すなか、広告業界でも各社が対応に乗り出している。
3月12日、本サイト提携メディア『OSEN』の取材によると、韓国の大手財閥・愛敬(エギョン)グループがキム・スヒョンをモデルに起用したチェジュ航空の広告映像を非公開にしたことがわかった。
当時、チェジュ航空はアジア市場攻略の一環として、人気俳優のキム・スヒョンを広告モデルに起用。1年間にわたり、印刷広告や各種オン・オフラインの動画広告、航空機の内外装広告などに登場し、チェジュ航空の“顔”としてプロモーションに活用していた。
チェジュ航空はキム・スヒョン出演の広告映像を非公開にした理由を公式に発表していないが、最近のキム・セロンさんの悲報に関連したネガティブな世論を意識した可能性が高い。
キム・スヒョンは現在、スーパー「ホームプラス」、大手銀行「新韓銀行」、ベーカリーチェーン「Tous les Jours」、化粧品ブランド「Dinto」、アウトドアブランド「EIDER」、家電メーカー「CUCKOO」、ファッションブランド「PRADA」、ライフスタイルブランド「ジョー・マローン」、しゃぶしゃぶブランド「Shabu All Day」など、多数のブランドの広告モデルを務めている。
ただ、一部のブランドは公式SNSなどからキム・スヒョンの写真を削除するなど、世論の動向に慎重な対応を見せている。
実際、アウトドアブランド「K2」は公式ホームページやSNSからキム・スヒョンの姿を削除し、Shabu All Dayも同様に公式SNS上のキム・スヒョンの写真をすべて削除した。
ホームプラスは公式アプリのロード画面からキム・スヒョンの写真を削除し、Dintoも「モデルに関連する計画はすべて保留した状態だ」と伝えた。ただ、Dintoの代表は「まずは信じて待とうと思う。不確かな情報に振り回されるよりも、今、自分がすべきことに集中したい」と慎重な姿勢を示している。
韓国では3月10日、YouTubeチャンネル「カロセロ研究所」が「キム・セロンの死に関与したキム・スヒョン(キム・セロンが16歳の時から6年間交際)」というタイトルの動画を公開し、キム・セロンさんの叔母と名乗る遺族の主張を伝えた。
同チャンネルは、キム・スヒョンが過去にキム・セロンさんが未成年だった頃から6年間交際していたと主張。2人は所属事務所ゴールドメダリストの設立当初からともにしたが、キム・セロンさんの飲酒運転問題が浮上すると、高額の損害賠償を請求する“損切り”をしたと伝えた。
すると、いちYouTubeチャンネルの一方的な主張にもかかわらず、キム・スヒョンに誹謗中傷が殺到。「引き続き注視すべきだ」という慎重な声もあるが、批判の声が止まずにいる。
これに対し、キム・スヒョンの所属事務所ゴールドメダリストは「明白な虚偽事実だ。最も強いレベルの法的対応を検討している」と強く反論している。
(記事提供=OSEN)
◇キム・スヒョン プロフィール
1988年2月16日生まれ。2011年に放送されたペ・ヨンジュン企画のドラマ『ドリームハイ』(KBS)で一躍人気を集めた。日本でも大ヒットしたドラマ『星から来たあなた』で演技力が高く評価され、アジア各国で不動の人気を誇っている。内向的な性格を心配した母親から演劇を勧められたことをきっかけに、俳優を志すようになった。
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