韓国の歌手ク・ジュンヨプが、20年ぶりに再会した最愛の妻バービィー・スーさん(徐熙媛)との永遠の別れを迎える。
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突然の悲報から1カ月が経ったが、様々の“噂”が彼の安寧を許さない。
台湾メディアの報道によると、バービィー・スーさんの納骨先が逝去から1カ月後に決定した。3月5日、現地メディアは「バービィー・スーさんの夫であるク・ジュンヨプが、彼女を台北の“金宝山”に埋葬することを決めた」と報道。結婚からわずか3年、ク・ジュンヨプは最愛の妻を先に見送ることとなった。
バービィー・スーさんは2月2日、東京の病院で息を引き取った。1月29日に家族と旅行に訪れていた彼女は、旅の3日目に体調を崩して緊急搬送されたが、インフルエンザによる肺炎が悪化し、帰らぬ人となった。突然の訃報はク・ジュンヨプだけでなく、台湾や韓国、そして日本にも大きな衝撃を与えた。
バービィー・スーさんは2022年3月にク・ジュンヨプとの再婚を電撃発表。2人は約20年前に交際していたが破局。その後、彼女の離婚を聞いたク・ジュンヨプが、20年前の連絡先を辿って連絡を取ったことをきっかけに、運命的な再会を果たし、結婚に至った。
このような2人の愛の軌跡は台湾だけでなく韓国でも大きな話題を呼び、世間から祝福された。ク・ジュンヨプは、バービィー・スーさんと元夫ワン・シャオフェイ(汪小菲)との間に生まれた子どもたちとも良好な関係を築き、家族として一緒に過ごしていたと伝えられている。
しかし、幸せな時間はあまりにも短かった。最愛の妻の死にク・ジュンヨプは深い悲しみに暮れるなか、数々の噂にも翻弄されることとなった。
まず、故人の遺産を巡る憶測が後を絶たない。台湾メディアは元夫が莫大な遺産を狙っていると報じたが、ク・ジュンヨプは義母や子どもたちの権利を尊重する姿勢を示している。
また、故人の遺骨を自宅に1カ月間安置していたことで近隣住民から苦情が寄せられているという報道もあった。本件の詳細は明らかになっていないが、遺族が金宝山への埋葬を決めたことで騒動は沈静化するとみられる。
さらに、6日にはバービィー・スーさんとク・ジュンヨプが暮らしていた高級住宅の所有権を巡る問題も浮上。故人が所有していたこの邸宅は約4億6000万台湾ドル(約21億円)相当で、毎月100万台湾ドル(約450万円)のローン返済が必要だという。
法律により、故人の財産はク・ジュンヨプと2人の子どもに均等に分配されるとされているが、今後のローン返済を誰が負担するのかにも注目が集まっている。もしも相続人がローンを支払い続けることができなければ、住宅は銀行に差し押さえられ、競売にかけられる可能性が高い。現在、元夫とク・ジュンヨプの弁護士が協議を進めているという。
このように、バービィー・スーさんの逝去後もク・ジュンヨプと遺族は多くの問題に直面している。しかし、遺族が金宝山への埋葬を決めたことで、ようやく故人が安らかに眠る環境が整いつつある。
ファンからは、「バービィー・スーさんが安らかに眠れるように」「もうこれ以上、無意味な憶測が広まらないことを願う」といった声が上がっている。
20年ぶりに結ばれた運命の相手と、あまりにも早すぎる別れを迎えたク・ジュンヨプ。彼が愛する妻の思い出を胸に、穏やかな日々を取り戻せることを願わずにはいられない。
(記事提供=OSEN)
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