女優のチョン・ヘジンが、新ドラマ『ライディング人生』で自身のキャリアに新たな代表作を加える。
2023年末、夫で俳優のイ・ソンギュンさんが急逝するという悲劇に見舞われた彼女は、深い悲しみを乗り越え、女優としての新たな一歩を踏み出す。
3月3日より放送開始となるGenie TVオリジナルドラマ『ライディング人生』で主演を務めるチョン・ヘジン。これまで警察官、エージェント、キャリアウーマンなど、幅広い役柄を演じてきた実力派だけに、今回のリアルなワーキングママ役にも期待が高まっている。
直近では、Genie TVオリジナルドラマ『ラブ・パッセンジャー ~私たちの恋愛事情~』(23)で少し頼りない母親役に挑戦。新たな一面を見せたことで好評を博した。その成功を受け、『ライディング人生』では、より現実的で親しみやすい役柄を演じることで、さらに多くの視聴者の共感を呼び起こすことになりそうだ。彼女がこれまで演じてきたキャラクターの中でも、最も“共感度の高い”役柄だとされ、放送前から大きな期待が寄せられている。
『ライディング人生』は、“7歳の受験戦争”を控えたワーキングママのジョンウン(演チョン・ヘジン)が、母のジア(演チョ・ミンス)に学習塾の送迎(ライディング)を頼むことで巻き起こる、母娘三代のドタバタライフを描くドラマ。公開されたハイライト映像では、ワーキングママのリアルな日常を細やかに表現したチョン・ヘジンの演技が話題になった。
劇中では、7歳の娘ソユン(演キム・サラン)を世話しながらも、仕事に追われる母親の一日が“戦争”のように描かれ、視聴者の目を引きつける。さらに、娘を名門小学校に合格させるため奮闘するジョンウンをユーモラスに演じ、シリアスなテーマに笑いを織り交ぜた表現が見どころとなっている。
まさに、これまでのキャリアの中で最も彼女自身にぴったりな役柄であり、今回の作品を選んだ理由もそこにあるようだ。
制作発表会でチョン・ヘジンは「教育に関心のある母親として、この物語に惹かれました」と語り、「どんな母親も、子どものために最善を尽くしています。でも、その道が時に間違っていることもあるし、後になって『あの時こうすればよかった』と後悔することもあります。それでも、このドラマを通じて、頑張るすべての母親たちが励まされることを願っています」と作品に込めた思いを明かした。
女優、そして一人の母親として、チョン・ヘジンが夫イ・ソンギュンさんの死という深い悲しみを乗り越え、新たな道を歩み始めた。彼女のキャリアにとって重要な一作となりそうな『ライディング人生』は、3月3日22時より、Genie TV、Genie TVモバイル、ENAにて放送開始。
◇チョン・ヘジン プロフィール
1976年8月10日生まれ。1997年のミス・コリア慶尚南道出身で、1998年の映画『殺す話』でデビュー。以降、ドラマ『ごめん、愛してる』『恋愛ワードを入力してください~Search WWW~』『秘密の森』シーズン2、『ラブ・パッセンジャー』、映画『情愛中毒』『テロ,ライブ』『王の運命-歴史を変えた八日間-』『名もなき野良犬の輪舞』『白頭山大噴火』などに出演した。2009年5月に俳優イ・ソンギュンさんと結婚。同年11月に長男を、2011年8月に次男を出産している。
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