妊娠が発覚した女優キム・ミニ(42)が、恋人で映画監督のホン・サンス(64)とともにベルリン国際映画祭へと向かった。
臨月にもかかわらず、映画祭に同行するという異例の動向に注目が集まっている。
2月19日、韓国メディアは、キム・ミニとホン監督が仁川(インチョン)国際空港の第1ターミナルで、ドイツ・ミュンヘン行きの便に搭乗する姿が目撃されたと報じた。報道によると、キム・ミニはサングラスと黒いマスクを着用し、ロングコートを羽織っており、膨らんだお腹がはっきりと確認できたという。一方、ホン監督もオールブラックの服装で、眼鏡をかけただけで顔を隠すことはなかった。
ホン監督は新作『その自然が君に何と言うのか』で、第75回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門に正式招待された。主演は同監督作品の常連、ハ・ソングク、クォン・ヘヒョ、チョ・ユニらが務め、キム・ミニは制作室長として参加している。30代の詩人ドンファが、恋人ジュニの家を偶然訪れることで展開するストーリーとなっている。
キム・ミニとホン監督の関係は、2015年に公開された映画『正しい日 間違えた日』での共演をきっかけに始まった。しかし、当時ホン監督には30年間連れ添った妻がいたため、2人の関係は不倫として大きな波紋を呼ぶことに。ホン監督はキム・ミニとの関係を公に認め、妻に対して離婚調停を申し立てたが、妻はこれを拒否。結局、2019年6月、韓国の裁判所は「不倫をした側からの離婚請求は認められない」とする“有責主義”の原則を適用し、ホン監督の離婚請求を棄却した。
だが、その後も2人は事実婚状態を続けており、今年1月に妊娠が発覚したというわけだ。
ホン監督は、ベルリン国際映画祭で数々の受賞歴を誇る常連監督でもある。2017年には『夜の浜辺でひとり』で銀熊賞(最優秀女優賞)、2020年には『逃げた女』で銀熊賞(最優秀監督賞)、2021年には『イントロダクション』で銀熊賞(最優秀脚本賞)を受賞するなど、その実力は世界的に高く評価されている。今回の『その自然が君に何と言うのか』は、ホン監督にとって6年連続のベルリン映画祭招待となる。
妊娠という新たな局面を迎えた2人の関係が、今後どのような展開を迎えるのか。韓国社会に与える影響も含め、世間の注目が集まっている。
(記事提供=OSEN)
■【写真】ホン・サンス監督と“不倫状態”にある女優キム・ミニ、「他の」作品で見られる日は来るのか
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