7歳の娘に性的暴行を働いた父親の実体が明らかになった。
韓国で1月23日に放送された時事調査番組『実話探査隊』(MBC)では、「性犯罪者の父親を捕まえてください」という相談者が登場した。
娘に性的暴行を働いたコ・ジュンボム(仮名)のことを暴露したのは、妻のイ・ジエ(仮名)。「夫とは13年間、事実婚関係にあったが、関係を解消して以降は私が2人の子供を育てている」として、「夫とは18歳の時に出会った。15歳上だった。出会って1カ月後に上の子を授かったので、一緒に暮らすことになった」と説明した。
ただ、コ・ジュンボムは妻が妊娠したにもかかわらず、お見合いに通い、出産後からは暴行が始まったという。それはイ・ジエだけでなく、長男にもだ。5歳の時から暴行を受けたという息子は「拳で顔を殴られたりした。一度、拳でみぞおちを殴られて気絶したこともある」と明かした。
しかし、コ・ジュンボムの所業はこれだけにとどまらなかった。イ・ジエは「娘にまで、そのようなことをしていたとは想像もできなかった。殺してしまいたい」とし、昨年、娘が父親から性的暴行をされたと告白。イ・ジエは娘の話を聞いた直後、すぐさま、ひまわりセンター(性犯罪に関するワンストップ支援センター)に届けたと述べた。
娘が「お父さんから性的暴行を受けたことを話しに来た。7歳と8歳の時だ」と告白すると、これを聞いた番組出演者たちは「気が狂っている」「本当に人間か」と嘆いたりもした。
そんなコ・ジュンボムは地元でも有名で、過去には名門のK大学、S大学院を卒業し、大企業で研究員として働いていた。裕福な家庭に生まれ、人権運動、動物権運動など、活発に参加していたという。
番組制作陣が取材した結果、コ・ジュンボムは現在、フィリピンの大学の薬学部に通っていることが判明した。それだけでなく、30歳下のフィリピン人ガールフレンドと結婚の約束までしていたのだ。だが、昨年12月23日に韓国に行ってくると言ったあとに消え、その後、刑務所にいるという連絡を受けたという。
先立って2024年7月にイ・ジエが通報したことによって、コ・ジュンボムは起訴されており、調査を受けている状態。コ・ジュンボムは獄中から娘に手紙を送ったりもしたという。
来る2月に公判を控えているなか、イ・ジエは「親族間の強制醜行なのに、法的には成立しない」と語る。そしてコ・ジュンボムからは、シングルマザーの恩恵を受けるために「2人目(娘)は他の男の間に産まれ子だと調査を受けろと言われた」とも明かした。
また、コ・ジュンボムの両親は金銭を提示して合意を促していると伝えられ、視聴者に衝撃をもたらした。
(記事提供=OSEN)
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