所属事務所ADORとの契約解除を宣言し、独自の活動を続けているNewJeansに、ハニのビザ問題が浮上した。
12月20日、ある韓国メディアは現地法曹界の言葉を借りて、オーストラリアとベトナムの二重国籍で韓国国籍を持たないハニのE-6ビザ延長が、不透明な状態だと報道した。
外国人が韓国で芸能人として活動するためには事務所に所属していなければならず、E-6ビザを発給してもらわなければ活動できない。そのためには「大衆文化産業法上、大衆文化芸術企画業として登録した企画会社との専属契約書のコピー」「招待した事務所代表の身元保証書」「文化体育観光部所管の雇用推薦書などの書類」を必ず備えなければならない。
ハニら5人は11月28日、緊急記者会見でADORとの専属契約解除を宣言し、現在は独自に活動中だ。E-6ビザは特定の芸術活動に必要なビザのため、特定の雇用主との契約が解除されると滞在資格を維持できなくなるというわけだ。
ハニが新たな芸能事務所と契約し、既存のE-6ビザを延長することもできる。だが、出入国管理法では、E-6ビザを保有する外国人の勤務先が変更となる場合、「原告の雇い主に移籍同意を受けること」を要求する。
また出入国管理法では、契約解約時、15日以内に滞留資格変更申請をしたり、新たな雇用契約を締結しない場合には出国しなければならないと規定されている。メンバーたちが契約解約を宣言したのは11月29日なので、すでに15日が過ぎた状態だ。
ほかの方法としては、ハニはひとまず出国して新たにE-6ビザを発給してもらうという方法がある。このケースであればADORの同意を必要とされない。
ただし提出しなければならない書類が多く、雇用推薦書のような必須書類まで準備しなければならないなど手続きが複雑で、通常のビザ発給まで2~3カ月ほどかかるという。
とはいえ、現在のハニが不法滞在者の状態ではない。勤務先変更申告期間が満了したのは事実だが、ビザ変更のために30日間は韓国に滞在することができる。だが30日が過ぎても滞在資格の変更がなければ出国しなければならない。
ハニのビザ問題に関してADORは「NewJeansとの専属契約は依然として有効なので、手続きに従ってビザ延長のための書類を準備中」と明らかにした。
(記事提供=OSEN)
◇ハニ プロフィール
2004年10月6日生まれ。本名ハニ・ファム。両親はベトナム人で、幼少期をオーストラリアで過ごしたため二重国籍を持つ。それでいて韓国語と英語も堪能。2022年7月にNewJeansとしてデビューする以前は、メンバーのミンジと共にBTSの楽曲『Permission to Dance』のミュージックビデオに出演。現在はGUCCIとARMANIのグローバルアンバサダーを務めている。
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