最近、韓国の芸能界では個人事務所やタレントを中心に設立された芸能事務所が増えており、芸能事務所の新しいトレンドとして定着しつつある。
“韓流スター”キム・スヒョンも昨年、所属事務所との契約満了につき個人事務所の設立が噂されたなか、新生事務所ゴールドメダリストと契約を結んだ。
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ゴールドメダリストは映画『エクストリーム・ジョブ』(イ・ビョンホン監督)を企画したキム・ミヘPDと、キム・スヒョンの従兄弟であり親友でもあるイ・サラン監督が設立した会社。
マネージメントもキム・スヒョンが新人時代からの仲であるリュ・テヒョン理事が引き受けるなど、キム・スヒョンが主軸の事務所となっている。
フリーエージェント状態だった女優ソ・イェジ、キム・セロンとも専属契約を結び、豪華なラインナップを完成させた。
特にソ・イェジは、6月に放送される韓国の新ドラマ『サイコパスだけど、大丈夫(原題、tvN)』でキム・スヒョンと共演するため、今後の活躍に期待が高まっている。
そして今年1月、もう1人の“韓流スター”ソン・ジュンギも新事務所HISTORY D&Cに移籍。
HISTORY D&Cは、iHQでドラマ事業部を率いてきたファン・キヨンが設立した会社で、ドラマ『優しい男』『根の深い木』などをきっかけに親しくなったソン・ジュンギを所属俳優第1号として迎え入れ、事業を展開しようとしている。
音楽業界でも同じような動きが出ている。
JYPエンターテインメントと別れを告げた元Wonder Girlsのユビンは、今年2月にrrrエンターテインメントを設立。Wonder Girlsで一緒に活動してきたヘリムと専属契約を結び、再び同じ会社で活動することになった。
歌手IUも、デビューから共にしてきたマネージャーのペ・ジョンハンが設立したイダム・エンターテインメントと専属契約を結ぶなど、新しい事務所に移籍するスターたちが増えている。
このような現象について、芸能関係者は言う。
「信頼できるスターたちが所属する個人事務所は、タレントたちの要望に応え、意見を尊重してくれる」
ただ、懸念の声も上がっている。
別の関係者は「経験が浅いため、マネジメントの管理不足がもっとも大きな問題」と指摘。 大手芸能事務所に対してリスクの発生時の対応への不安を述べた。
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