御年89歳の大御所俳優イ・スンジェが、健康上の理由で出演中だった演劇から降板することになった。
制作会社パークカンパニーは10月18日、公式SNSなどを通じて、イ・スンジェが出演中の演劇『ゴドーを待ちながらを待ちながら』(原題)より降板することを発表した。
同社は「イ・スンジェ先生と『ゴドーを待ちながらを待ちながら』に応援と心配を送ってくださる観客の皆様に心より感謝申し上げ、残念ながら公演キャンセルの知らせを追加で伝えることになり、非常に申し訳ない気持ちをお伝えします」とし、次のように伝えた。
「イ・スンジェ先生は担当医師から3カ月間の休息が必要だという追加所見を受け、イ・スンジェ先生と所属事務所の意向により、やむを得ず残ったすべての公演をキャンセルすることになりました」
「長い間、公演を待ってくださった観客の皆様に大きな失望を与えた点を心より謝罪いたします」
「先生の公演キャンセルと関連して、推測性の記事と噂は自制してくださるよう切にお願いし、公演以外の問い合わせは所属事務所まで問い合わせるようお願いいたします」
『ゴドーを待ちながらを待ちながら』は、名作演劇『ゴドーを待ちながら』の楽屋で繰り広げられる主人公のアンダースタディ(代役俳優)を務める2人の男による物語だ。アメリカの俳優兼劇作家デイブ・ハンソンの代表作で、これまでアメリカやイギリス、ハンガリー、ニュージーランドなどで公演が行われており、韓国では今年9月7日より上演されている。
韓国公演ではSHINee・ミンホや俳優KAI、俳優パク・ジョンボク、俳優クァク・ドンヨン、女優チョン・ジェウォンなどが出演していたなか、イ・スンジェはエスター役を務めていたが、健康上の理由で降板を余儀なくされた。
なお、イ・スンジェは1935年生まれの89歳で、韓国の現役最年長俳優だ。最近も各種公演やKBS2 TVで放送中のドラマ『犬の声』(原題)に出演するなど、第一線で活躍を繰り広げている。
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